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 東京を中心に、連日デング熱感染症者が新たに見つかったというニュースが報道されています。

 感染者は増え続け、東京の代々木公園や新宿御苑が閉鎖されるなど波紋を広げています。デング熱とは一体どのような病気で、なぜ国内で感染が広がったのでしょうか? 

 今までになかった、冠絶したはずの感染症が日本でも広まり出しています。、今後注意が必要です。
デング熱


日本でも感染症に注意! デング熱
【1】デング熱とは何か?
【2】デング熱の流行とその原因〜70年ぶりの流行と地球温暖化〜 
【3】デング熱の診断とその予防 


【1】デング熱とは何か?

 東京を中心に、連日デング熱感染症者が新たに見つかったというニュースが報道されていますが、デング熱とは一体どのような病気なのでしょうか? 本節ではデング熱はどんな病気なのかごく簡単に説明しました。
新たにデング熱10人確認、感染者計126人に

デング熱 8月26日、戦後初めてデング熱患者の国内発生が確認されました。これまでもデング熱は海外の流行地で感染し帰国した症例が毎年200名前後報告されていて、今年に入ってもデング熱の輸入症例は8月15日現在でも98症例ありました。しかし、国内で感染した症例は戦後ありませんでした。
 そして、9月17日現在、ついにデング熱の国内感染者が新たに10人確認されました。約70年ぶりに国内感染が確認された8月26日以降、感染者は全国で計126人となりました。新たに感染が分かったのは、埼玉、千葉、東京の10〜50歳代の男女で、10人中9人は東京の代々木公園周辺や新宿中央公園を訪問していたことが分かりました。中には蚊に刺された記憶が曖昧で感染場所も不明な人もいますが、感染者は確認されている千代田区内の外濠公園周辺に立ち寄っていたと言います。なお、厚生労働省はデング熱の診療指針を自治体に配布、市販薬でもあるアスピリンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛薬は胃炎や出血などを助長する恐れもあるため使用すべきではないと呼びかけています。
デング熱&デング出血熱とはどんな感染症か?

 熱帯・亜熱帯地方で主に見られるウイルス感染症で、原因はデングウイルスです。デングウイルスには1〜4型の4つの型がありますが、どの型のウイルスでも同様の症状が起こるので、症状から感染したウイルスの型は特定できません。人はデングウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染します。
デング熱の症状
デング熱の症状
 デング熱の症状は、発疹や悪心&嘔吐、骨関節痛&筋肉痛などで、その痛みはかなり激しく、流行地では「break-bone fever(骨砕き熱)」とも言われるほどです。余りの痛みのためデング後うつ病という状態になることもあります。その意味ではデング熱が風邪やインフルエンザと同様のものだと考えて、症状を軽く考えるのは危険と言えます。





デング熱
 デング熱は、デングウイルスが感染し症状が現われた患者の大多数を占める病気です。感染後2〜10日ほどで突然の高熱で発症します。頭痛や眼の奥の痛み、腰痛、筋肉痛、骨痛が主な症状として現われ、更に食欲不振や腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感、全身倦怠感も現われることがあります。全身のリンパ節の腫れも見られます。また、発熱してから3〜5日目には胸や背中、顔面、腕、脚に発疹が出ることもあります。これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残すことなく回復します。

デング出血熱
 デングウイルスに感染した人のうち、最初はデング熱とほぼ同様に発症し経過しますが、熱が平熱に戻る頃に血液中の液体成分(血漿)が血管からもれ出したり出血の症状が現われたりすることがあります。この病気はデング出血熱と呼ばれ、適切な治療を行なわないと死亡することがあります。血漿のもれは胸水ないし腹水として現われます。出血は比較的軽い点状出血や注射部位からの出血、鼻出血、血便、重篤な吐血、下血と多様です。血漿の漏れが進行するとショック症状を起こし、デングショック症候群とも呼ばれます。 

デング熱はどのようにして広がったのか?

 デング熱の感染経路はまだ完全には解明できていませんが、海外から人によって持ち込まれた可能性が高いと考えられます。デング熱の潜伏期間は1週間近くあるので、自覚症状のない感染者が入国して、その患者の血を吸った蚊が感染蚊となって他者に広めた可能性が考えられます。

 デング熱を媒介する蚊はネッタイシマカとヒトスジシマカで、ヒトスジシマカは東北地方以南に生息し、夏季には活発に活動しています。また、ヒトスジシマカは待ち伏せ型で、群集して潜んでいるところに近づく動物(ヒトを好む)に多く襲いかかります。さらにヒトスジシマカが卵を生むのは池など広い水辺ではなく、雨水枡(うすいます)くらいのサイズの水溜まりです。従って、ヒトスジシマカの繁殖を抑えるには、地域で協力して古タイヤや植木鉢の皿の水溜まりを捨てるということなど各自でできる対策はあります。
 なお、デング熱は蚊媒介性のウイルス感染症です。ちなみに、日本には日本脳炎という蚊媒介性の感染症があり、予防接種も行なわれていることから、平成4年以降の報告患者は年間10名以下となっています。このため、最近は蚊が媒介する感染症への警戒心が低下している懸念も指摘されていたところなのです。
秋には終息に向かう

 国内でデング熱の既に感染例が出てしまったことは事実で、これは重く受止める必要があります。今後は感染が広がらないよう努めることが重要になってきます。今後のデング熱の感染拡大の危険性については、患者が今後多少増えることはあるでしょうが、秋を迎えて蚊が減少すること、しかもデング熱を媒介する蚊は冬を越えて生きられないことに加えて、代々木公園や新宿御苑をはじめ感染蚊が生息すると考えられる施設への立ち入り禁止措置による現場の人口圧減少により、今回のデング熱感染は終息すると考えられます。

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【2】デング熱の流行とその原因〜70年ぶりの流行と地球温暖化〜

 約70年ぶりに国内感染が発生したデング熱。それでは、デング熱はなぜ今になって広がっているのでしょうか? 本節ではデング熱の流行の原因について取り上げ解説しました。
70年ぶり国内感染
これまではインフルエンザや風邪だと見過ごされていた?

 デング熱は重症化することは稀で、人から人への直接感染はないと言われますが、それでもデング熱には今のところ特効薬もなければ、ワクチンさえもない状態です。感染しても、点滴を打って、解熱剤をもらって寝ているだけの対症療法しかなく、結局のところ施す術のない病気であると言えます。

デング熱 70年ぶりの感染にマスコミも含めショックは隠せないところですが、実は今年4月に既に国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、地球温暖化に伴ってデング熱を媒介する蚊が北上し、更に多くの人々を危険にさらしてゆくだろうとの感染拡大を予測していました。IFRCが声明で「デング熱は前例のない拡大を見せているが、以前から全く関心が払われていない」として国際社会に早急の対策を促すと共に、WHOも「世界保健デー」を前に公表した先月の報告書で、「蚊が媒介する病気の脅威が世界的に高まっている。研究への投資または各国の政治的関与を高めることが重要だ」と警鐘を鳴らしていた矢先で、日本の反応とは逆に、今回の国内感染は世界的には想定内だったとも言えるでしょう。
 デング熱は、高熱や頭痛の他、赤い発疹が体に発生し、筋肉痛の症状が出ることから、通常の風邪やインフルエンザと見過ごしたり重症化する場合もありますが、大抵は約1週間以内に回復するケースが多いとされます。要するにこれまで日本ではデング熱が風邪やインフルエンザとして見過ごされていた可能性も否定できないわけで、既に日本全国でデングウイルスを媒介する蚊が介在していたかも知れないのです。もちろんデング熱は自然治癒すれば恐れる病気ではありません、他の多くの感染症と異なる点もあり、注意が必要です。もっとも他の感染症は、ワクチンを接種したり、1度感染すると2回目には感染しなくなったりと、感染しても軽症ですむもんもが多くあります。しかしながら、デング熱は患者の体内で出来る抗体がウイルスを抑えるのではなく、逆にウイルスを増加させる作用を持ち、免疫があると反対に重症化し、「デング出血熱」を発症させる危険性も否定できません。吐血や血尿による重症型であるデング出血熱を発症すれば、その5%程度が死亡するとされ(WHO)、世界ではデング熱により年間約20万人以上が命を落としています。
デング熱による死者が急増、過去最悪の事態となったマレーシア

 デング熱の世界的な拡大が懸念される中、日本も所属するWHO西太平洋地域事務局(WPRO)の報告では、世界で最も感染者が多い東南アジアの中でも特に死者が多いフィリピンでは2013年に約16万6200人が感染したうち528人が死亡しています。そして、今年は特にマレーシアとシンガポール、オーストラリアで増加傾向にあり、マレーシアでは今年の8月末時点で死者が昨年の4倍もの勢いと報告され、猛威を振るっています。7月にナジブ首相がデング熱撲滅「ゼロ・デング熱」を目指し、国家デング熱対策委員会を新規に設置したほどデング熱との闘いに苦戦しています。

 マレーシアでは、在住する日本人の中で2年前に大流行し、毎年感染者を出しています。日本では珍しいですが、在留日本人にとってはとても身近な病気であると共に予防策や治療法がないため、不気味な存在として恐れられています。
 マレーシア国内の感染者の数は先月時点で約6万8150人で、死者が131人に上っています。前年同期は同約1万8930人、同38人で、感染者も死者同様、昨年の約4倍の勢いで過去最悪の事態となっています。デングウイルスには4つのタイプ(DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4)があるとされ、マレーシアで今年被害が急増している最大の要因は、従来に比べDEN-2という毒性の非常に強いウイルスが台頭してきたことです。一方専門家は、新型ウイルスへの抗体がないため感染者や死者が拡大しやすいと分析すると共に気候変動ももう1つの要因と指摘しています。大雨が続き、乾季も長期化した今年は一層蚊が繁殖しやすい環境となっており、感染者も急増すると考えられます。これから雨季に入り、更に被害の拡大が予想されます。デング熱の感染被害は通常人口密集により蚊に刺される確率が多い都市部、或は準都市部で顕著で、マレーシアでも毎年、都市部のセランゴール州が全国で最も感染者数が多くいます。今年は1月〜7月中旬までの感染者が約5万1500人で、既に94人が死亡しましたが、そのうちセランゴール州では約2万8400人が感染、実際38人が命を落としています。ちなみにWHOによると、シンガポールでも今年初頭は昨年の約1.5倍の勢いで増加していますが、約2万2000人が感染し8人(うち1人はインドネシア人)が死亡した昨年の史上最悪の事態は免れそうです。しかし、引き続き例年よりは増加傾向で、オーストラリアでも感染者が昨年の1.2倍に達していると言います。なお、マレーシア政府の国家デング熱対策委員会委員長のムヒディン副首相は7月14日、「デング熱撲滅に向け各省庁間の協力体制を統括し、今後2カ月間で感染者数を大幅に減少させる」とし、流行地区を約500カ所特定しましたが、しかし、今年のデングウイルスの勢いを阻止することは困難だとと見られています。
日本だけじゃない!  デング熱が世界規模で拡大する理由
世界の40%の人にデング熱の感染の可能性!?

 厚労省によると、日本では過去70年近くデング熱に国内で感染した症例は報告されていませんでした。ところが、2014年8月以降、103人(9月11日11時現在)の国内感染事例が報告されました。このような状況の中、8月27日、世界保健機関(WHO)がジュネーブでの会議で、気候に関連した健康リスクの増大に対して強力な対応を求めました。ちなみにWHOによれば、コレラ、マラリア、デング熱は気象や気候に非常に敏感な感染症であり、最近のWHOのデータに基づくと気候の変化による病気のパターンのシフトや異常気象などは毎年数万人の死亡原因となっています。
デング熱のグローバル化

 WHOはデング熱の発生率がここ数十年で世界中で劇的に増加したことを報告しています。現在世界の人口の40%以上、25億人以上がデング熱の感染リスクを有していると言います。また、症状の有無は別として毎年世界中で5千万から1億人がデング熱に感染していると推定しています。

デング熱の発生状況(世界) 1970年以前に重症型のデング熱が流行していたのは僅か9カ国でしたが、ところが今やアフリカ、南北アメリカ、東地中海、東南アジアと西太平洋の地域の100カ国以上でデング熱が流行するようになっています。特に南北アメリカ、東南アジアと西太平洋地域でのデング熱流行の影響は深刻です。南北アメリカ、東南アジアと西太平洋の地域では、症例数は2008年に120万人以上、2010年には230万人以上で、その後も症例数は増加し続けています。南北アメリカだけで見ても、2013年に235万人のデング熱の症例が報告され、そのうち3万7687人が重症デング熱でした。さらに、症例数が増加するだけではなく、デング熱が新しい地域に拡大し、爆発的な流行が発生しています。現在デング熱の脅威はヨーロッパでも認められます。2010年にはフランスとクロアチアで初めて国内感染・発症したと見られるデング熱患者が報告されました。2012年にはポルトガルのマデイラ島で2000例以上のデング熱患者が報告されていますが、この時の流行はポルトガル本土以外のヨーロッパ10カ国にも拡散し、デング熱の発症が確認されました。また2013年には、米国フロリダ州と中国の雲南省でもデング熱が発生していますし、南米諸国、とりわけホンジュラス、コスタリカ、メキシコという南米の数カ国でデング熱の流行が継続している状況です。入院を必要とする重症型のデング熱は推定毎年50万、その大部分は子どもで、重症型のデング熱を発症した人の約2.5%が死亡しています。
デング熱の影響はWHO推定の3倍以上!? 温暖化と都市化で加速

 2013年の春、英国オックスフォード大学の研究者は世界的なデング熱分布について詳細な地図を作成し、デング熱の感染による世界的な影響はWHOの推定の3倍以上であると科学雑誌『ネイチャー』に報告しました。研究者はまた、デング熱は熱帯地方全体に渡って遍在し、幾つかの地域では降雨量、温度や都市化の影響を強く受けていることを明らかにしました。ちなみに、この研究のリーダーであるサイモン・ヘイ教授は、《気候と人口の広がりが、世界中のデング熱のリスクを予測するための、重要な因子だと分かりました。グローバル化と都市化により、以前は危険にさらされなかった領域にまでウイルスが広がり、将来的には病気の分布が劇的にシフトする可能性も予想されます。その結果、感染数も増加の可能性があるのです。私たちはこの研究で、デング熱が世界に与える影響について、より広い議論が始まることを願っています》と述べています。
米国でも流行は見られる!?

 米国で2014年に旅行地でデング熱に感染した症例は報告されているだけで172人(9月10日現在)で、国内の発症はフロリダの4人(9月10日現在)です。ただし、デング熱はグローバル化しつつあるので、専門家をはじめ、米国内の症例の増加を懸念しています。米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は、グローバルなデング熱の流行の地図を共同で開発しました。

 また、日本のデング熱の状況は米国の大手メディアでも報じられています。ちなみにニューヨークタイムズは、《日本でのデング熱流行は地球温暖化の警告と言えます。高い温度と湿度で、蚊が長生き出来るため、感染地域が拡大するのです。日本は恐らく今回のデング熱の流行をキッカケに地球温暖化に関する方針を見直し、強化するのではないでしょうか。2014年9月23日に開催される国連気候サミット(UN Climate Summit)で、日本政府が二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を削減するための意欲的な公約を提示することが期待されます》と報じています。
デング熱、世界での流行が日本にも広がる−渡航者増も一因

 熱帯地域に広く見られるデング熱の国内感染が8月、約70年ぶりに確認されましたが、その原因ウイルスは海外渡航者により持ち込まれた可能性が高く、厚生労働省は海外でデングウイルスに感染した人が国内でヒトスジシマカに刺され、そこから他の人に感染が広がったと見ています。デング熱は過去30年間に欧州や米国、中国など世界各地で流行しており、それが日本にも広がったのだろうと分析されます。途上国の都市化や海外渡航者の増加も流行拡大の一因となっています。年間数千万人が海外に渡航しており、デング熱が世界各地で流行するのはそのためです。世界保健機関(WHO)によれば、今では毎年世界各地で5千万〜1億人超がデング熱に感染している他、デング熱が風土病となっている国々では合計30億人が生活しています。


日本国内の状況
 日本でのデング熱の状況について、毎年国内で発生していたのだが、診断されていなかったのだろうとする専門家もいます。デング熱の流行地域である東南アジアとの交流は活発になってきており、日本でデング熱のアウトブレイクが起きたとしてもおかしくない状況でした。そんな状況で、今まで日本の医師の殆どがデング熱を知らず、疑うことがありませんでした。疑わなければ診断できないのは当然で、また、症状及び所見に加え、同定検査ができる施設が少なく、デング熱の診断基準を満たすことが難しいのです。過去、年間約200件のデング熱が報告されてきたわけですが、報告されていないケースも含めると1000件以上あった可能性があるのです。

デング熱、温暖化で世界的に感染拡大の恐れ ウイルス運ぶ蚊の生息域が日本列島を北上
ウイルス運ぶ蚊の生息域が日本列島を北上

 70年ぶりに国内感染が確認されたデング熱の感染者数が今年8月以降、続々と増えており、9月10日現在で国内感染者が確認された総数は15都道府県で計96人に上っています。先月9日には初めて東京都以外で感染したと見られるケースが発表されたばかりです。なお、デング熱は熱帯地方で流行する感染症ですが、日本でも戦時中の1942年から45年にかけて、南方からの帰還兵を感染源として、長崎や佐世保、呉、神戸、大阪などの都市で20万人規模の感染者が出ました。今回も熱帯地方の旅行者がデング熱に感染し、その血を吸った蚊を媒介にして日本国内でも感染が拡大したと考えられています。


デング熱の発生状況(日本) 実は温暖化に伴って日本でもデング熱の感染リスクが増えるという指摘は以前からありました。国立感染症研究所の研究では、温暖化に伴って、デング熱の人への感染を媒介するヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)の分布が東北地方を年々北上していることが判明しています。たとえば環境省が温暖化の影響をまとめた報告書では「2035 年には本州の北端まで、2100年には北海道まで拡大する」という予測されています。デング熱を媒介するヒトスジシマカの分布は年平均気温11℃以上の地域とほぼ一致しており、1950 年以降、分布域が東北地方を徐々に北上してゆく傾向が見られます。ヒトスジシマカの将来の分布を予測した研究例では、2035年には本州の北端まで、2100年には北海道まで拡大すると予測されています。ヒトスジシマカの分布拡大が直ちにデング熱感染に結びつくものではありませんが、今後デング熱流行のリスクを持つ地域が拡大する可能性があり、注意が必要です。

 さらに世界保健機関(WHO)は、温暖化に伴ってデング熱の感染拡大がアジアでは警戒レベルに達していると警告しています。アジアでは、温暖化に伴って感染症が世界的に広がっており、その代表としてデング熱の広がりが警戒レベルに達しているのです。近年はフランスなど欧州諸国でも感染例を確認しており、同じく蚊が媒介するウイルスの中でもデング熱は日本脳炎やマラリアに比べ遙かに急速に広がっているのが特徴なのです。 WHOによれば感染例が確認されている国は100以上に拡大している状況であり、世界で毎年5千万〜1億人が感染していると推定されています。
熱帯から温帯へ世界的な感染拡大が懸念されるデング熱

 デング熱の感染者は既に100人を超えましたが、日本の報道を見る限り、まだまだどこか楽観視されているように見えなくもありません。しかし実際、最初の震源地とされた代々木公園では、今夏、東南アジアや南米の文化や食のイベントが開催され、外国人によってデング熱のウィルスが運び込まれた可能性も指摘されますが、しかし、感染源のルートの確定は困難を極めています。

 デング熱は確かに日本では聞き慣れない病気ですが、世界ではマラリアに次いで多い昆虫媒介系感染症として恐れられています。WHOの調べでは、デング熱の感染は1960年代には年間1万6千件ほどで、感染者がいる国もインドやフィリピンなど9カ国ぐらいでした。ところが、それが現在は100カ国以上に増加、毎年約1億人の感染者を数え、WHOは世界人口の約40%の25億人以上が感染するリスクを抱えていると世界的な感染への劇的な拡大を懸念し、近年、警戒をさらに強めてきています。特異なのは、これまでの熱帯や亜熱帯地域だけでなく、2010年にはクロアチアとフランスで、また、2012年にもポルトガルのマデイラ島で感染が確認され、ヨーロッパの20カ国以上でデングウイルスを媒介するネッタイシマカも発見されているのです。日本でも昨年249件が報告され、何れも海外で感染しているものでしたが、昨年日本に渡航したドイツ人女性がデング熱に罹っていたことが今年1月に発覚しました。日本で感染した疑いも出ており、厚生労働省も警戒を強めていた矢先でした。
気候変動の影響でさらにデング熱の脅威が高まる可能性

 厚労省によると、日本にはいないデングウイルスを媒介するネッタイシマカに比べ、今回ウイルスを媒介したヒトスジシマカは、越冬せず、卵を通じて次世代の蚊にデング熱が感染した例はないとし、デング熱が今後国内で流行する可能性は低く、10月にもなれば影響はなくなると考えられています。しかし、世界的にデング熱の症例は劇的に増加傾向にあり、WHOではデング熱のような感染症と気候変動との密接な関係を従来から注視してきました。気温と湿度が上昇すれば、蚊の寿命も長くなり、季節を問わず感染症を媒介する可能性や、感染が大陸を越え、遠く離れた場所まで拡大する危険性も想定範囲内です。

 今回ウイルスを媒介したヒトスジシマカは、現在北海道を除く日本各地に生息しており、その北限は1950年には栃木県でしたが、50年後には秋田県へ、さらに2010年、青森県の一部にまで北上、近い将来は北海道にも拡大すると見られているのです。最近日本国内に生息しないはずの蚊が空港などで発見されるケースが増加しており、また、ウイルスだけでなく、それを運ぶ蚊も海外から航空機などで上陸しているのです。たとえば成田空港などでは、旅客ターミナルなどで熱帯などに生息する繁殖力の強いネッタイシマカが連続して発見されており、これまで越冬した形跡はありませんが、地球温暖化で蚊が生息できる環境がさらに拡大していくのは時間の問題でしょう。数十年後にはネッタイシマカも九州地方などに生息範囲を広げると考えられており、また、人間の血しか吸わないため、ヒトスジシマカの何倍ものウイルスを伝達することが可能だとされます。このネッタイシマカが日本に上陸すると、今回とは比較にならないほど感染が拡大する恐れもあるのです。かつて太平洋戦争中に持ち込まれ、ヒトスジシマカを介して20万人が発病したというデング熱が今70年を経て日本に再上陸したわけですが、今後蚊の生息圏が拡大するのは必至で、身近に迫る脅威として恐れられる存在になる可能性が大きいと言ってよいでしょう。

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【3】デング熱の診断とその予防

 デング熱に感染したらどのように対処すればよいのでしょうか? 本節ではデング熱の診断法やその予防法などについて取り上げ解説しました。
検査と診断

 デングウイルスは現在日本には存在しないので、発症前の約10日以内に熱帯・亜熱帯地域から帰国したという情報が診断には重要です。症状のみでデング熱・デング出血熱を診断することは難しく、血液からデングウイルスやその遺伝子を検出すること、或は特異的な抗体を検出することで診断を確定します。
治療の方法

 デングウイルスに対する有効な抗ウイルス薬やワクチンはありません。デング熱には特異的な治療法は当然なく、水分補給やアセトアミノフェンなどの解熱剤による対症療法が基本とされます。重症型のデング熱は、疾患の影響や進展に関して経験のある医師と看護師による医療により救命でき、20%以上の致死率を1%未満に減少させることができます。重症型のデング熱の治療では患者の体液量の管理が非常に重要です。また、デング出血熱に対しては補液が主な治療法となります。なお、デング熱及びデング出血熱の発熱に対しては出血傾向を増悪させる可能性があるため、アスピリンを使用してはいけないことになっています。
デング熱・デング出血熱に気づいたらどうする?

 熱帯・亜熱帯地域から帰国後、上記で説明したようなデング熱に特有の症状が現われたら、感染症科や内科を受診する必要があります。ちなみに、デング熱はヒトからヒトへは感染しません。


解熱鎮痛剤の一部で重症化 厚労省が注意呼び掛け
 デング熱の治療で厚生労働省は9月16日、市販の解熱剤や鎮痛剤にも含まれるアスピリンやイブプロフェン、ロキソニンなどは、デング熱が重症化した場合に出血傾向を促進する恐れがあるため使用すべきでないと注意喚起し、診療指針を改訂、医療機関などに周知しました。というのも、デング熱では急な発熱や頭痛の他、止血作用のある血液の血小板の減少が見られますが、アスピリンなどのこれら薬剤には血小板の働きを抑える作用があるのです。

初診に適した科
内科

※なお、病院・診療所によって診療科目の内容が異なりますので、受診の際はよくご確認をする王にしましょう。

デング熱予防のポイント


デング熱予防の3つの注意点
  1. 高熱は出るのに風邪っぽくない時は要注意

  2. 2回目の感染で重症化リスクも

  3. 疑わしい時は血液検査のできる病院へ

予防と制御
 現在デングウイルス伝播の制御と予防の唯一の方法は、媒介者である蚊の除去に努めることで、それには以下のような方法があります。
  •  環境の管理と改善により産卵環境から蚊を閉め出す
  •  固形廃棄物を適切に廃棄し人工的にできる生育場所を取り除く
  •  週毎に家庭での貯水容器を交換して空にし、清掃する
  •  屋外の貯水容器に適切な殺虫剤を添加する
  •  網戸や長袖の衣服、殺虫剤で処理した物、蚊取り線香、噴霧器など家庭での防護対策を実施する
  •  ベクターコントロールを継続するために地域社会の参加と動員を向上させる
  •  流行時期には、緊急ベクターコントロールの一方法として殺虫剤の空中散布を行なう
  •  制御介入の効果を評価するために、積極的なベクター監視とベクターサーベイランスを行なう

参考:デング熱の治療薬開発に光明!?〜デング感染症等治療製剤研究開発プロジェクトが終了〜
デング熱に有効なワクチンはない!?

 デング熱を予防するワクチンはありません。デング熱と重症型のデング熱に対するワクチン開発は最近進展が見られましたが、まだ開発中です。WHOは、ワクチンに関する研究と評価を支援するために各国や民間の関係者に技術的助言やガイダンスを提供しています。数種類のワクチン候補が臨床試験の各段階にきています。


参考:パパイヤの葉を用いる民間療法
 東南アジアでは、治療法のないデング熱の対症療法として知られる漢方流ハーブ療法が人気で、その名も「パパイヤリーフジュース」。何ともトロピカルたっぷりな薫りがむんむんする治療法ですが、元々は中国系の人たちが発案したものです。何だか余り当てにならない民間療法を思わせますが、マレーシアやインドでは政府もパパイヤの葉を治療に使ったこの方法を認定しており、インドでは国立大学で無料で治療が受診可能というほど効能があることで知らているのだそうです。特にデング出血熱になると、血小板の値が著しく低下し、肝臓機能も支障を来すため、特効薬とまでは行かないまでも、パパイヤの葉をジュースにすると、血小板や肝臓の両機能が回復するとされているのです。この他フィリピンでは、ブラウンシュガーなどを使った「蚊撃退ボトル」の効果が報告されていたり、植物のタワタワを使った治療法も知られています。

世界的なワクチン開発競争

 これまで予防ワクチンも治療薬もなかったデング熱ですが、JICAと独立行政法人科学技術振興機構(JST)が連携したプロジェクトで、予防と治療の両面でウイルス増殖抑制効果のある抗体作製に成功しました。7月10日、バンコクで開催されたプロジェクトの最終セミナーで、研究成果に関心を示しているインドの製薬会社をはじめ数社と大阪大学の間で治療薬の共同開発に向けた交渉が進められると発表されました。デング熱治療薬開発への期待がかかっています。

 デング熱を予防する世界初のワクチン実用化を目指し、毎年世界で1億人が感染するとされるその巨大市場を見込んで各国がしのぎを削っています。その先陣を切ったのはフランスの製薬大手サノフィで、先月、同社臨床試験で効果が確認されたと発表、来年の実用化を目指して、世界で一番深刻な地域へ先行投入するとしており、東南アジア諸国で使用可能になる日が近づいています。同社によると、中南米の子供(9歳から16歳)の約2万人にワクチンを試用した結果、感染リスクが約61%、同様に重症化のリスクも約80%にそれぞれ減少したと言います。20年以上に渡ってデング熱のワクチン開発を進めているサノフィは、東南アジアの約1万人の子供たちへの研究結果も発表しており、同ワクチンのデング熱に対する予防効果は約57%でした。また、昨年夏、シンガポール科学技術研究庁のシンガポール免疫学チーム、シンガポールノバルティス熱帯病研究所、中国軍事医学科学院微生物流行病研究所がワクチンを共同開発しました。シンガポール科学技術研究庁は「デング熱ウイルスが患者の免疫システムに身を隠す能力を低下させることに成功。効果的で安全なワクチンになる可能性がある」としており、臨床実験の結果が待たれる。マレーシアでもパハン・テクノロジー・リソーシズがロシアとの共同開発で、2018年までにデング熱のワクチン開発を目指しています。さらに日本でもワクチンの開発を目指し、武田薬品工業が臨床試験を進めている他、名古屋市のベンチャー企業、医学生物学研究所が大阪大学の研究グループやタイの研究所とデングウイルスに効果的な抗体を今年開発、臨床試験を共同実施できる製薬会社を募集しています。そうした動きの一方で、ワクチンによる予防接種はまだまだ研究段階とする声もあります。先にも説明したようにデング熱は4種類のタイプがあるわけですが、2回目以降に別の型に感染すると重症化するという特徴があります。そのため、同時に全型のワクチンを接種する必要があります。サノフィなどは4種同時に接種可能としていますが、現段階でデング出血熱を完全に抑止・予防できるかどうか100%の確証はないと言う専門家もいます。
大阪大学とタイが共同研究

 日本では余り知られていませんが、デング熱は蚊が媒介する感染症で、熱帯地域では年間約5千万人が感染し、約25万人が重症に陥り、死に至る場合もあります。感染すると急激な発熱が4〜8日間程度続き、頭痛や関節痛を伴いながら、発疹が胸部や四肢に広がることもあります。治療薬がないため、感染後は安静にしているなどの対処療法しかないのが現状です。そこで、デング熱など感染症の治療薬開発に貢献するため、JICAはJSTと連携して、2009年7月から2013年7月までの4年間、「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)」として、タイで「デング感染症等治療製剤研究開発プロジェクト」を実施してきました。研究には大阪大学微生物病研究所とタイ保健省医科学局国立衛生研究所(NIH)、マヒドン大学熱帯医学部・理学部が共同で当たりました。なおプロジェクトでは、デング熱だけでなく、東南アジア地域に多く見られるインフルエンザやボツリヌス中毒症など国境を越えて拡大することが懸念されている再興感染症も研究対象としています。
ヒト由来の抗体作製に成功

 研究はデングウイルスとインフルエンザウイルス、ボツリヌス毒素、新規機能物質の4分野に分かれて行なわれました。デンググループはタイのデング患者由来の血液サンプルを用いた抗体作製に成功し、実験の結果、予防法と治療法の両面においてウイルス増殖抑制効果があることが確認されたと言います。
 しかし、研究は最初から順調に進んだわけではありません。当初はタイの研究者が日本側の作成したマニュアルに沿って抗体を作製していましたが、中々結果が出ませんでした。そこで大阪大学微生物病研究所特任講師の佐々木正大氏が現地に飛び、実演指導したところ、初めて抗体の作製に成功ました。これが最初のターニングポイントで、以後、技術を体得した研究者たちは熱心に実験を繰り返し、成果を出し始めたのです。また、成功の要因として、2度目に感染した直後の患者の血液サンプルを使用できたことも現地での研究ならではの成果で、これで効果の高い抗体作製に結び付いたのです。一方タイ側の研究者からは、「どのようにプロジェクトを進めれば目標に到達できるかが分かった。日本側の協力なしにこの成果は得られなかった」「今回の共同研究では、学術的な成果を挙げることができただけでなく、日本人の働く姿勢や文化から大きな影響を受けた」など日本側への感謝の声が聞かれました。なお、デンググループの他にもインフルエンザグループが世界初とされるインフルエンザBウイルスを広く中和できるヒト由来の抗体作製に成功しましたし、ボツリヌスグループもボツリヌス毒素B型に対する中和抗体の作製に成功するなど各グループともに大きな成果を上げました。また、若手研究者を含む延べ約40人のタイ側研究者が日本で短期間の研究を行なった他、マヒドン大学の大学院生2人がこのプロジェクトの研究成果で博士号を取得するなどタイ側研究者の人材育成にも貢献したのです。
永年の協力関係が世界的な成果に

 今回の研究が大きな成果を挙げた背景には、永年に渡る日本の協力が指摘出来ます。まず1984年、NIHが無償資金協力で建設され、その後1985〜1994年の10年間に渡って、NIHの感染症分野の研究能力の向上を目的とした「国立衛生研究所プロジェクト」、1993〜1996年の3年間に渡る「エイズ予防対策プロジェクト」、1999〜2004年の5年間に渡る「 国立衛生研究所機能強化向上プロジェクト」を実施し、こうして新興・再興感染症の調査研究活動の推進とタイの研究所間のネットワークを強化しました。また、大阪大学は文部科学省の予算を利用して、NIH内に「日本・タイ感染症共同研究センター」、マヒドン大学熱帯医学部内に「マヒドン-大阪感染症センター」を設立、タイ側と学術的にも人的にも交流を進めてきています。製薬会社との交渉が順調に進めば5〜6年でデング熱の治療薬が実用化できる可能性もあると言います。タイをはじめとする熱帯地域はもちろん、世界中から期待が集まっています。
参考:デング熱より危険で身近な感染症が見過ごされている!?
最も人を殺している生物は蚊!?

 デング熱のような蚊が媒介する感染症が現在世界的な問題になっています。年間で最も人を殺している生物のランキングによると、2位の人間自身(年間475,000人殺害)を抑え、トップは何と蚊(年間725,000人殺害)なのです。蚊が最も人を殺しているという話に驚かれる人もいるでしょうが、たとえば蚊が媒介するマラリアによって年間2億人の発症者と60万人の死者が出ている事実を忘れてはなりません。蚊はマラリアの他にも、日本脳炎や西ナイル熱、そしてデング熱など数多くの感染症を媒介し、人類を死に至らしめていいるのです。
治療すれば致死率は低いデング熱

 デング熱は蚊によって媒介されるデングウィルスに感染することで発症します。国立感染症研究所によれば、1年間に世界で1億人もの人がデング熱を発症していますが、その殆どの場合、後遺症もなく治癒すると言います。この1億人のデング熱感染者のうち、25万人が適切な治療をしないと死に至るデング出血熱と呼ばれる重症例を発症しますが、致死率は1%から、せいぜい多くても数%程度です。デング熱発症者の400分の1が重症化し、重症者の中の数%が亡くなっていると考えると、致死率は必ずしも高い感染症ではないことが分かるでしょう。特にデング熱が問題になるのは適切な治療を受けられない国で、そのような国は公衆衛生も未発達ですから、蚊による感染症リスクも高いのです。デング熱は貧困問題と絡めて考える必要がある感染症だと言ってもよいでしょう。
致死率20%以上の見過ごされている感染症

 致死率の高くないデング熱が騒がれている反面、昨年2013年に国内で初の死者が確認されて以降20名以上の死者を出している感染症のことは余り知られていません。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウィルスと呼ばれる感染症がそれで、発症すると発熱と消化器系の症状が見られ、重症化すると死の危険が伴います。国立感染症研究所によれば、2014年7月30日の段階で、国内で85名の感染例が報告され、うち26名が亡くなっており、致死率は20%台とかなり高い感染症です。発症は西日本に集中していますが、それ以外の地域でもSFTSウィルスの遺伝子が検出されたダニが発見されており、日本国内に広くSFTSウィルスに感染したダニが分布していると考えられているのです。このSFTSも動物によって媒介される病気ですが、媒介するのは蚊ではなくダニの仲間のマダニです。ダニと言っても、住宅の絨毯等に潜むダニとは違い、野外に生息するダニで、都市部の公園の緑地にも見られます。蚊は幼虫が発生する水溜りをなくせば駆除できますが、ダニは土と植物のあるところにはどこにいもいるので駆除が難しいという問題があります。
 SFTSに対する予防としては、マダニに噛まれないよう予防するのが第一です。野山へ出かける際は長袖・長ズボン等で肌の露出を抑え、ディートと呼ばれる成分を含む虫除け剤を用いることで、より効果的にマダニを防げます。そして、もしもマダニに噛まれて発熱を起こしたら、医師にマダニに噛まれたことを伝えることも重要です。吸血虫のマダニを無理に取ったり潰したりすると、マダニの刺し口が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液が皮膚内に逆流してしまう可能性もあるので、可能ならば皮膚医による処置を受けましょう。夏も終わり、幾分涼しくなったのですから、可能な限り長袖等で予防を心懸けましょう。
参考:参考図書と情報


◆参考図書
日本経済新聞科学技術部『感染症列島』日経ビジネス人文庫
日本経済新聞科学技術部・編
『感染症列島』
日経ビジネス人文庫に4‐1
日本経済新聞出版社・2006年07月刊、714円
ペットを介した細菌感染、抗生物質が効かない耐性菌による院内感染、続発する新型インフルエンザなど、急速に広がりつつある感染症の脅威から身を守るにはどうすればよいのか、その知識と対策をやさしく紹介する。
『感染症日本上陸』阪急コミュニケーションズ
濱田篤郎・監修/邊靖彦・著
『感染症日本上陸
―新型インフルエンザだけじゃない!今、感染症のグローバル化が始まった―』
阪急コミュニケーションズ・2010年11月刊、1,600円
新型インフルエンザだけじゃない。今、感染症のグローバル化が始まった。国境を越えて日本へ上陸している多様な病気と対処法を解説。
『アジア旅行者のための感染症対策』連合出版
本田徹+金子明・編
『アジア旅行者のための感染症対策』
連合出版・2003年11月刊、1,500円
本書は、アジアという、日本にとっては文化的にも地理的にも、身近な地域を旅行されるあなたに、そこで一般的に存在する感染症や、SARSのようないわゆる新興感染症について、実際的で役に立つような、知識と情報を提供し、安全で、安心な旅をしていただくことを目的として編まれています。執筆した人は、すべて医師で、臨床や研究、JICA(国際協力機構)やNGOの活動で幅広くアジアを含む海外に渡航し、みずから感染症にかかった体験をもっていたり、そうした患者さんの治療にあたってきた人たちです。ですから、分かりやすく、実際に旅行する方の身にもなった、本づくりを十分に心がけました。
デング熱に関するQ&A - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html


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