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今月のワンポイントアドバイス

夏のガーデニング
梅雨対策
暑さ対策
これからの時期出来ること
夏に楽しめる植物


梅雨対策

6月も明け、7月梅雨も終わりに近づき、どんどん成長してくる植物にとって、梅雨から真夏にかけてが最初の試練になります。高温と多湿、病害虫も発生しやすくなります。
まずは梅雨の長雨による蒸れ対策をしましょう。

植栽についてのノウハウ

○ 水はけが悪くなりがちな庭では、野菜の栽培と同じように、畝状に土を盛り上げて植物を植えつけて
   みましょう。

○ 密植を避けるましょう。梅雨のころから植物は一斉に成長を始め、葉が混み合って風通しが悪くなり
   ます。

○ 混みすぎたところは間引きしたり、枯れはじめた下のほうの葉を摘み取り風通しを確保しましょう。

○ 雑草取りをまめに行うことで、通風は改善できます。

○ 背の高くなる植物は一気に育って倒伏しがち。地面についた葉に土がついて病気になったり草姿が
   乱れます。梅雨に入ってからでは作業しにくいので、早めに支柱を立てておきましょう。

○ 雨にたたかれた土が飛んで葉裏につくと、これも病気の元になります。

プランターのノウハウ

○ コンテナや鉢は、いつもより間隔を開け、枝や葉がくっついて腐らないようにします。

○ 雨水がたまって根ぐされしないように、受け皿ははずしておきましょう。

○ 地面に直接鉢を置くと、ナメクジなどが入ってくるので、スタンドなどで地面から話しておきましょう。

○ 枝が込み入った株は、枝をすいて風通しをよくします。周りの雑草なども取って空気がよどんで
   蒸れないようにしましょう。

○ 咲いた花は、雨で傷むものが多いので、軒下などに取り込んで置きましょう。
梅雨の時期の病虫害の防除

梅雨は病虫害がいちばん心配な季節です。なるだけ、薬剤は使わないようにしたいものですが、いろいろ手を打っているのに、病虫害が発生してしまったら…。
おかしい、と思ったら、病虫害がなんであるかを特定します。それぞれに合った薬剤を使わないと効果がないからです。ウイルスによるものなら、あきらめて処分ということもあります。病虫害の本を用意しておき、症状や特徴と付き合わせてみましょう。

● 病気別防除法
・うどんこ病、斑点のできる病気:
病気にかかった葉を処分します。ベノミル水和剤などを散布し、肥料を控えます。 

・灰色カビ病:
TPN水和剤などを散布します。葉や花に直接水をかけないようにし、風通しをよくします。

・白さび病 :
発病した葉を取り除き、ビテルタノール水和剤などを散布します。しげりすぎた枝葉をすかします。       

・軟腐病 :
これは上3種のカビによるのと違って細菌感染です。病気にかかった株を周辺の土と一緒に抜き去ります。他の株に感染させないよう注意しましょう。          

・モザイク病:
ウイルスによる病気です。アブラムシなどが媒介します。病気にかかった株はすぐ抜きとって処分しましょう。ハサミやナイフなども火で消毒してください。

● 害虫駆除法
害虫を寄せつけないため、光を反射するシートで株元をマルティングすると効果的です。

・アブラムシ:
月1回はオルトランなどのアセフェート粒剤を株元にまきます。

・オンシツコナジラミ:
月1回はオルトランなどアセフェート粒剤を株元にまいておき、発生したらブプロフェジン水和剤などを散布します。

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暑さ対策

7月.8月はとみに暑い時期に当たります。ここからは、真夏の高温期の乗りきり方です。
せっかくきれいに咲き始めた花々も、夏に厳しい環境に置かれると弱ってしまい、花期が短くなったり枯れてしまったりします。しっかりメンテナンスして長持ちさせましょう。
 乾燥に弱いのは、たとえば果樹ではブルーベリーや木いちごなどの小果樹類。ハーブではバジル類、ナスタチウム、ヘリオトロープ、レモングラス、また、クレマチスや根の浅いアザレアもそうです。高温期になって水切れの状態が数日続くと枯れてしまう場合も多いので、要注意です。
鉢植えの場合は毎朝欠かさず水やりし、地植えならしおれない程度の間隔を保ちます。根元に敷きわらをして地面からの蒸散を防ぐのも有効です。
水やりです

 梅雨が明ければすぐに灼熱の晴天が続くようになりますね。朝晩水をやっても間に合わないくらい乾燥してきます。植物は一度極端な水不足を経験すると、大きなダメージを受けてしまいます。何とか生き延びようとして、茎の下のほうの葉を枯らせたり、つぼみをつけなくなるなど、かわいそうな上、見た目も美しくないですね。結局切り戻しても新芽が出なかったり枯れてしまったりしがちです。
 基本的には、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと、鉢底穴から水が流れるまで与える。こうすると土全体に水が行き渡る過程で新鮮な空気が入り、根にとってもいいのです。
 毎日少しずつやっていると、一定の場所ばかり水が通るようになり、水が染み込まない部分ができて根が枯れます。また逆にずっと全体が湿った状態で水遣りを続けると、土に空気が通らないため、根腐れを起こしてしまいます。

 水遣りの時間は朝がベスト。または日の落ちる夕方5時以降に。日中は温度が高すぎて、まいた水がすぐにお湯になり植物を傷めます。
開花中の花鉢には上から水をかけないこと。葉や花から病気が出やすくなります。口の細いじょうろなどで根元から静かに水を入れましょう。また、晴れた日の日中は葉に水をかけないこと。水滴がレンズのようになって光を集め、葉が傷みます。
 また、暑い日中は植物がぐったりしてしまいますね。「水不足!」とあわてて水遣りするのは逆効果です。晴れた日は土の温度が40〜50度にも達し、かかった水はすぐにお湯のように熱くなるので、逆に植物をいためてしまいます。
日陰を作るなど暑さ対策を実施

● ベランダやルーフガーデン
よく日が当たるマンションのベランダやルーフガーデンは、コンクリートの照り返しでものすごく暑くなり、露地以上に過酷な環境です。
日中の日差しはすだれやレースのカーテンのようなもので覆って半日陰をつくり、光の量を調整しましょう。
また、鉢底や鉢の周囲も断熱の手だてを施しましょう。鉢を直接コンクリートに置いていると、鉢ごと熱くなってしまいます。木製デッキを敷いたり、花台やレンガで鉢を持ち上げ、底面の風通しもよくしましょう。
発泡スチロールのトロ箱に入れるのもいいですよ。高い断熱効果があるので、冬は保温、夏は保冷になります。見た目は悪いですが。

それから、エアコンの噴出しが当たる場所には植物を置かないこと。乾燥し枯れてしまいます。
室内の観葉植物も、エアコンの風が直接当たらないよう気をつけてください。

● マルチング、グランドカバー
植物の根元、乾燥しがちな土の表面は、藁や落ち葉でカバー(マルチングといいます)しましょう。マルチングの素材としては、市販のバーク(焼杉のチップ)、水苔や刈り取った雑草、腐葉土も使えます。どれも保水力があるので乾燥を防げるうえ、バークなどは装飾性も高いのでおすすめです。またはあらかじめ、今のうちから草丈が低くて横に広がるグランドカバープランツを周囲に植えておくのも乾燥防止に役立ち、見た目もきれいですよ。

● 剪定・切り戻し
大きくなった植物は、早めに剪定・切り戻しをしておきます。
葉のたくさんついた状態だと、葉からの水分の蒸散が早いのです。
沢山花が咲いている、今が盛りのものを切るなんて、と躊躇しますが、そこを思いきってこの時期にやっておきましょう。特にペチュニアやアメリカンブルーなど、茎を長く伸ばしその先に次々花を咲かせるものは、短く切りこみます。
丸坊主にしなくても、少しづつ間引くように剪定すればいいんですよ。今手を入れておくと、草姿がコンパクトにまとまってきれいになるし、秋まで花を咲かせることもできます。

● 鉢を大きく
鉢植えの場合は、植物の大きさと鉢のバランスをチェックします。
朝水やりしても夕方乾くほどであれば、一回り以上大きな鉢に植え替えておきましょう。根に対する土の分量が増えれば、その分保水力も大きくなります。
植え替え以外にも、水を透過させる素焼き鉢や再生紙鉢に植えてあるものなら、留守の間はそのまま土の中に埋めこんでおく、という方法もあります。
庭なら自然に土中から水が上がるので安心です。ベランダでも、小さな鉢のものはプランターに土を入れた中に埋め込んでおくといいんですよ。

● 土を新しく
春から育ててきたプランターや鉢植えの植物ですが、そろそろ土が固まってくる頃です。
水遣りしても十分に土が水を吸わないので、これも早い水枯れの原因になります。
用土の表面が締まってきたな、と思ったら、竹串をまんべんなく、数センチほど刺して、耕しましょう。これだけでずいぶん通気性と保水性が良くなります。
なかなか植え替えのできない室内の観葉植物にもいい方法ですよ。
旅行中の水やり

夏は旅にでかけることが多く、鉢物の水管理には気を使いますね。
そこで留守中の水遣りの工夫をご紹介。便利な水遣りグッズもありますので、おすすめ商品もあわせてご紹介します。


● 腰水
 数日間家を開ける、という時には大きな洗い桶に水を張って、その中に鉢を並べます。これを「腰水」といい、鉢底が数センチ水に浸かった状態にするのです。
水が太陽光で熱せられてお湯になってしまわないよう、半日陰に置きましょう。
また、室内ならバスタブに水を張って入れてもいいですが、この場合はできれば換気扇と電灯をつけておきましょう。真っ暗で空気の通りの悪い状態では植物が枯れてしまうことがあります。

● 鉢ごと土に埋める
素焼き鉢なら側面から土中の水分がしみこみます。木陰や塀の陰になる場所など、強い直射日光の当たらない場所を選んで埋めておきましょう。

● 水遣りノズル
ペットボトルに水を入れ、このノズルをつけて鉢土に挿します。
これで数日〜2週間は水もちする、というリサイクル便利小物。お値段も手ごろです。
類似品が多く出まわっていますが、目詰まりしたり、水が出すぎるものもあるので注意して選んでください。
園芸ネットでご紹介している「灌太ミニ」は特許技術で土の乾燥度合いを自動検地して水を供給するスグレモノです。
暑い時期の虫除けの工夫

虫に悩まされるこの季節。農薬を使わずに防除する工夫をいくつか挙げてみます。
どれも、これで全部排除できるというものではないのですが、いろいろ組み合わせて試してくださいね。

*窒素肥料が根に触れるとアブラムシが発生しやすくなります。特に植物の根が張り出してくる生育時期には、直接まかないようにしましょう。窒素分は硫安、化成肥料、鶏糞などに多く含まれています。

*種を選ぶ場合は「一代交配種」(F1・ハイブリッドともいわれます)を選ぶこと。
一代交配種とは、交配時に病虫害に強い雑種強勢を利用した改良種で、病虫害に対する抵抗性があります。ただし、一代交配種を育てたものから種をとった場合は同じ性質のものではなくなるので、病気に弱くなることがあります。

*ペパーミント油を水でうすめたものをスプレーすると、アブラムシやアリが寄りつかなくなります。
ハーブ製品のショップなどで販売されています。また、アブラムシは牛乳をスプレーすると駆除できます。牛乳が乾燥していくときに窒息するので、薄めずにそのままスプレーすること、葉裏などもしっかりかけると効果的です。
雨の日では流れてしまうので、晴れた日に行います。両方とも、使用後は水で流しましょう。

*ナメクジは銅に弱いので、銅製の鉢底ネットや、銅の名前タグを使うと寄り付かなくなります。また、ナメクジの好きなビールを入れたコップを土に挿しておくと、寄ってきて溺れますよ。


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これからの時期に出来ること

暑い夏の外での作業はつらいもの、でも暑い時期にやっておくと楽しめることもあります。
夏の軽作業で、たまには暑さを感じつつ、楽しみを育てていくのもまた良いのでは?
古土の再生

強い日差しの晴天が続くようになったら、やりましょう!
コンテナ栽培で古くなった土の再生です。暑い時期だからこそ出来る土の再生にチャレンジ・・・。

大きなビニールシートなどを広げて、古土をふるいに通します。鉢底に入れたゴロ土や、古い根、枯葉などをきれいに取り除きましょう。ゴロ土は洗って日向に広げ、良く乾燥させて再利用します。
ふるいを通した土ですが、少し湿らせて黒いビニール袋に入れて密封し、直射日光にあてて殺菌します。この時期なら2〜3日もおけば十分に殺菌できますので、終わったら新しい腐葉土や赤玉土を3割以上混ぜてまた利用しましょう。
この際、市販の土のリサイクル剤・活力剤をまぜるとさらに効果的です。また、古土の再生の間に、一旦空っぽになったプランターや鉢も内側まできれいに洗って乾燥させることも忘れずに。プランターの底の網の目詰まりも落とします。雑菌もとれ、見た目もきれいになりますよ。
手軽に堆肥づくり

有機肥料である堆肥は、土質を改善してくれる上、安全で無公害な肥料です。
遅効性で植物も丈夫にしてくれるので、積極的に使いたい肥料です。生ゴミ、枯葉や刈り取った雑草などを材料にして、家庭でも手軽作ることができます。
 今回は、手軽に作る方法として、土中堆肥の作り方をご紹介します。これは文字通り、土の中に材料を埋めてしまって、そのままゆっくり発酵・堆肥化させる方法です。まず庭に深さ30センチほどの穴を掘り、生ゴミや枯葉、雑草などを入れ、あれば鶏糞を一握り加えて土と混ぜます。上から土を10センチ以上かぶせ、そのまま少なくとも2、3ヶ月おいておきます。たったこれだけです。
ここでノウハウを。
まず、早く発酵させるために、材料はギュッと絞るくらいによく水切りして使うこと。水分が多いと腐敗して悪臭を発し、うまく発酵しなくなってしまいます。また、材料をなるべく小さくしておくと発酵が早くなります。匂いが気になる場合は、材料に混ぜる土や上からかける土をふやせば大丈夫。
ここで注意、よく発酵していない堆肥はかえって植物を傷めるので、発酵が完了するまでは植物の根が触れないように注意してください。これには、土中堆肥を作っている場所から少し離して植物を植えるとうまくいきます。ちょうど根が伸びる頃に熟成も完了して、植物の成長を助けられるようになるからです。
鉢やプランターの古土も、よく乾燥させて混ぜこみましょう。生ゴミの水分も吸収してくれるし、再生できて一石二鳥です。
うまく出来た堆肥は、土を活性化させふかふかで次に植える植物を元気にしてくれます。
秋のために今から種まき

秋に咲かせる花の苗作りは7月に始めましょう。
7月中旬までに種まきするとちょうど頃よく準備できます。
種まきできるものは、サルビア、コスモス、ジニア、ペンステモン、マリーゴールド、アゲラタム、ダイアンサスなどです。今はじめれば、花が少なくなる秋口から開花し始めます。
暑い季節の種まきの場合、用土は特に水はけよく空気のとおりのよいものを使いましょう。
種まき専用土か、赤玉土にバーミキュライトをたくさんまぜたものが良いです。
8月からはパンジー・ビオラの種まきを…と計画中の方も多いと思いますが、夏場の育苗は失敗も多いもの。一番難しい発芽直後の管理は、あまり暑くない7月のほうが楽な場合もあります。
7月から少しずつ、2週間くらい間隔をあけて始めてみるのも、失敗回避によい方法ですよ。
挿し木の季節

植物が盛んに生長する今の季節は、挿し木のチャンスです。
挿し木は植物の枝を切り取って土や水に挿し繁殖させる、とても手軽な方法で、好みの植物をふやすことができます。多くの植物は土の温度が20〜25度位のときによく発根します。また、挿し木をして発根を待つ間は湿度が高いほうがよいので、梅雨は一番の適期といえます。
種から育てるのが難しい花木や果樹、珍しい植物をふやしたい場合や、早く成長させたい場合には有効な方法です。
新鮮なものなら、花屋さんで購入した切花・切り枝や、お友達などに分けてもらった枝でも挿し木できる場合があります。基本的な方法としては、通気性のよい用土を用意し、浅い鉢に入れてよく湿らせ、そこに植物の枝をさし、日陰の風通しのよい場所で管理します。土の上に出ている枝は湿度が必要なので、霧吹きで水やりして湿度を保ちます。大きなビニール袋を鉢にすっぽりかぶせる「密閉挿し」という方法もありますが、露地(庭土)にさすだけで発根する木もありますので、難しく考えず気軽に始めましょう。
いろいろな植物を試すと楽しいのですが、品種や条件により根が出ない場合もあります。「うまくいけばラッキー」くらいの気軽さではじめてみてください。成功率を高めるためのコツをいくつかご紹介します。

1.まず、挿し穂のとり方
挿し木する枝を「挿し穂」といいます。梅雨の頃までに伸びた新梢の枝先を使います。枝が緑の部分が目安です。茶色く硬くなった部分は古い枝なので、この時期は根が出にくいです。
挿し穂の長さは品種により異なりますが、10〜15cmくらいを目安に。
枝の先端はカットして中ほどを使います。
新芽の出るところ(葉の付け根)を最低1節含む枝を使ってください。

2.大きな葉はカットする
葉がたくさんついていると水分が蒸散して根が出る前に枯れやすいので、減らします。大きな葉は半分くらいにカットしておきます。

3.切り口の処理
挿し穂の切り口は、雑菌の侵入を避けるため、カッターなどの鋭利な刃物でスパッと切ります。ハサミで切ると切り口の組織がつぶれてしまうので、避けましょう。
コップに水を入れて挿し穂をさし、よく水揚げさせてから土に挿します。「メネデール」などの発根促進剤を切り口に塗ってから用土に挿すと、根が出やすくなります。

4.用土について
土にさす部分は湿度は保ちながら、通気性をよくするのがポイント。
用土は清潔で粒子が大きく、通気性のよいものを選びます。
小粒の赤玉土や鹿沼土、挿し芽用の専用土がよいでしょう。

5.根が出るまで
水をきらさないこと、蒸れさせないことが大切。
直射日光は強すぎるので、風通しのよい日陰で管理します。
根が出るまでは2週間くらいかかります。1本そっと抜いてみて、発根していれば成功です。
ポットに植え替え、後は普通の苗と同様に育てましょう。

6.とっておきのコツ:挿し穂にする枝の選び方
プロの育種家の方からお聞きしたコツ。木の上部、まっすぐ上に伸びている枝を挿し木すると直立型の樹形になり、下方で横に伸びている枝を挿し木すると横広がりやねじれた木になるそうです。
同じ木からとった枝でも、部位により性格が異なるとのこと。
理想の樹形をイメージして、それに近い枝をとりましょう。
また、葉色や花色・形が本体と異なる「枝変わり」は、挿し木するとその性質を固定できます。斑入り葉品種などは、この方法で作り出されていることが多いのです。特徴のある枝が出てきたら、挿し木してみるのも面白いですよ。

さて、準備ができたらいよいよ何を挿し木しましょうか?
ハーブなら、ラベンダー、ローズマリー、ミント、バジル、セージ、タイムなどはとても簡単に挿し木できます。
果樹では、ブルーベリー、ラズベリー、イチジク、カシスなど。
花木は、今の季節はアジサイやバラの適期。バラはミニバラが挿し木でも良く育つのでおすすめです。コニファー、ダチュラなども面白いです。
観葉植物では、アロエ、サンスベリア(葉をカットして挿す)、アイビー、パキラ、コンシンネなど多くの品種が挿し木できます。カットして土にブスッと挿しておくだけでもよいくらい、よく根が出ますよ。
その他ではクレマチス、ゼラニウムなどが最適期です。

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夏に楽しめる植物

今回は、これからの季節におすすめの植物から、新品種を中心にご紹介します。
梅雨の季節のうっとうしさを吹き飛ばすような、色鮮やかな花や涼しげな草姿を持つものばかりです。
暑さに強い品種が多いので、これからでも植えられますよ。
ボタンクサギ

  クサギ(臭木)の園芸種ですが、すばらしい花木です。鮮やかなピンクの集合花を咲かせ、葉には美しいクリーム斑が入ります。一度見たら忘れられない、印象的な花です。
7〜8月と花の少ない時期に開花するので、貴重です。低木なので、使い道もいろいろ。鉢植えでも楽しめます。
タマシダ

緑葉の玉シダは手軽に楽しめる観葉植物として普及していますが、この品種はマーブル模様のような黄色の斑が入り、とても美しいです。
今年の「国際バラとガーデニングショー」でも各ブースで使われていてバラや他の植物を引き立てていました。1株だけで、おしゃれな鉢に植え込んでも、夏のインドアプランツとして楽しめます。
インパチェンス

インパチェンスの斑入り葉は非常に珍しいです。しかも八重咲きのミニバラのような花がたくさん咲いて、その姿はとても印象的。
日陰となる場所で、明るい斑入り葉とピンク・オレンジの花がずっと楽しめるという、貴重な品種です。
ベゴニア

ベゴニアの魅力と言えば開花時の花の美しさもさることながら、豊富な葉の形・色でしょう。花が咲いていなくても、葉の形や色だけをでも観葉植物としての魅力を楽しめます。通常は温室栽培が適していますが、温室なしでも十分栽培し、楽しむことができます。特にテラリウム栽培で、インテリアの一部として楽しんでおられる方も多々あります。
日日草

から秋にかけて長い間咲く花。夏を越すために、乾燥や日光にも強い性質。日々新しい花に咲き代わることから この名前になった。一度咲くと数日しかもたないが、次々咲くので常に花が咲いている。 。また、それぞれの花は 1日花ではなく3〜5日はもつ。
ゼラニューム


開花時期は、ほぼ1年中。 暑い時でも えんえんと咲き続ける。色はさまざまです。 南アフリカ原産。 江戸時代にオランダから渡来した。 ヨーロッパでは、窓辺の花としてどこの家でもプランターや、鉢植えとして親しまれている。

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