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先月に続き、家のお手入れ方法
普段の各所のお手入れにより
年末の大掃除が楽になります。
今回は壁や天井に関するお手入れ方法をご紹介


 大掃除特集3ヶ月連載です10月、12月もぜひ

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壁のお手入れ

クロス壁の お手入れは?

合板の汚れおとし

水拭きできない壁の汚れ落とし

その他、壁のお手入れ

天井のお手入れ

障子・ふすま

■ 壁のお手入れ ■
材質別に手入れ法を変える

壁は、長く放っておくと全体が黒ずんだり、すすけてきます。壁の汚れを落とすには、まず、水拭きできるかどうかで落とし方が変わってきますので要注意です。ビニールクロスや合板、塗装の壁は水拭きできますが、白木の壁、しっくい壁、布・紙製、砂・繊維の壁は水拭きができないので、素材をよく確かめてから手入れすることが大事です。

 ワンポイント:壁の目立たない箇所に水をスプレーし、水がはじいたら水拭きOK。
クロス壁の お手入れは?

布クロスや紙クロス(吸放湿クロス)は、こまめにほこりを払いましょう、科学雑巾やカラ拭きしたり、掃除機で汚れを吸い取ります。ホコリや汚れをためると全体が黒ずんだり、すすけてきます、デリケートな素材だけに掃除が困難になります。部分的な汚れは、消しゴム、スチールウール、パイル状の布などで軽くこすって落とします。汚れのひどい箇所は、クリーナーなどを使い、タオルでたたくようにして落とします。ただし、目立たないところで試して問題ないことをまず、確認してください。基本的に水拭きは禁物です。

ビニールクロスや防汚耐水クロスは薄めの洗剤拭きを気軽に出来ますので、ふだんから汚れをためないようにしましょう。軽微な汚れは簡単に速めにが肝心です。
クロスのはがれを見つけた時は、木工用ボンドなどの接着剤で早めに補修しましょう。接着面をきれいに拭き、クロスが折れている場合は蒸しタオルを当ててやわらかくしてから作業をします。

合板壁の汚れ落とし

住居用洗剤を薄めた液で雑巾をしぼり、壁の上部から下部に向かって拭き、キレイになったら水拭き、カラ拭きで仕上げます。黒ずみがひどい箇所は、薄めた塩素系漂白剤を古歯ブラシでこすり落とします。

水拭きできない壁の汚れ落とし

普段は、化学ばたきや羽根ばたきでホコリをはらう程度にします。砂壁は砂を落とさないように、洋服ブラシで表面をなでるようにはらうのがコツ。時々はカラ拭きします。

しっくい壁の部分的な汚れは消しゴム、スチールウール、サンドペーパーなどで軽くこすって落とします。砂壁や繊維壁は、住居用洗剤液を固くしぼった雑巾でたたくようにして汚れを落とし、そのあと酢を5〜6倍に薄めた水を固くしぼったタオルで拭きます。
奥の手、壁の汚れは食パンの白い部分をちぎって丸め、汚れた部分を丹念にこするとキレイにります。


その他、壁のお手入れ

砂壁の砂はが落ちてくる場合は

砂壁が古くなると砂がポロポロ落ちやすくなります。砂の落下防止には、洗濯のりを10倍くらいに薄めて壁にスプレーします。のりで表面の砂が固定され落ちなくなります。

カビの発生に注意する
戸外と室内の温度差が大きくなると、カビが発生しやすい状態になります。壁のカビは簡単に取れない場合が多いので、晴の日は、窓を開け室内の風通しをよくしましょう。冬は暖房と加湿器を使用するので、とくに注意が必要。防カビ材をスプレーして、カビの発生を防ぎましょう。
壁にカビが発生したら、スポンジに消毒用エタノールをつけてたたくといろがうすくなります。こすらないのがポイントです。
ついでにスイッチ・コンセントも綺麗に
毎日何回も触る部分なので、汚れが目立ちます。家庭用洗剤で簡単に綺麗になります。ついでにやっておきましょう。奥まったコンセントには、意外とホコリが、ショートした時に火災の原因にも、要注意です。



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■ 天井のお手入れ ■

 天 井

手の届かない天井は手入れを怠りがち。でも、ホコリをためると部屋全体が薄汚くなります。天井を掃除してパッと明るくしたいものです。天井も材質にあわせて定期的にお手入れしましょう。クロス張りの天井を掃除機を使ってお手入れする場合は、吸引口を天井材にぶつけないようにしましょう。化粧石膏ボードや彫り天は、時々ハタキをかけるか、乾いた布でさっと拭きます。不要になったパンストをほうきや布団たたきにかぶせ、なでるようにします。はたきを使うとホコリが下に落ちてきますが、これだとナイロンの摩擦で静電気が起き、ホコリを吸着するので安心です。高所での作業となるので、しっかりとした脚立を用意するなど、安全面には十分に注意してください。
タバコを吸う家庭では、半年に1度程度は拭き掃除をします。とくに天井にヤニがつくので必ず実行しましょう。住居用洗剤を薄めた液でタオルを固くしぼり、それをほうきに付けて拭いていきます。ムラや筋が残らないように一定方向に揃えて拭くのがポイントで、あとでカラ拭きします。水拭きできる材質なら水拭きします。 天井についたシミやカビの手入れ
天井のシミは雨漏れが原因です。霧吹きで水をかけてシミをぼかしてしまいます。取れなければ、過酸化水素水を湿らせた古タオルで拭くと、目立たなくなります。カビは壁と同様に消毒用エタノールをつけて、古タオルでたたいて取ります。


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■ 障子・ふすま ■

障子やふすまは水拭きができないため、ふだんは静電気の働きでホコリがとれるナイロン製のブラシやハタキを使ってホコリを払い、汚れをためないようにしましょう。汚れが目立つ時や破損している箇所があれば、新しく張り替えましょう。ふすまの引き手のまわりについた手あかは、消しゴムで軽くこすれば落とすことができます。
ふすまは、普段は化学ばたきやブラシを使い、上から下に軽くなでるようにホコリを取ります。ふすまの枠や敷居、柱との合わせ目も一緒にはらいましょう。ビニールクロス製は水拭きや洗剤拭きができますが、紙製は無理です。全体が変色して汚れてきたら張り替えます。枠の汚れは水拭きし、落ちにくいときは住居用洗剤液で拭き、カラ拭きします。

引き手まわりは丹念に手入れ
ふすまは一日に何回も開け閉めするため、引き手まわりは意外と手アカなどで汚れています。住居用洗剤液で固くしぼった雑巾で拭くか、消しゴムでこすると汚れが取れます。そのあと防水剤をスプレーすると汚れがつきにくく、次の掃除もラクです。汚れがひどいときは引き手部分の紙だけを張り替える方法もあります。まず、ふすまの枠をはずし、引き手の表と裏の丸い金属枠も取りはずします。やや大きめに切った長方形の紙を表から裏に巻くようにして貼り、引き手の部分は十字に切り込みを入れて紙を溝に落とします。最後は溝に金属枠をはめ込みクギ打ちして完成です。

桟のホコリ取りに水拭きは避ける
普段の障子の手入れは、ホコリをはらうことが基本です。化学ばたきや大きめのブラシを使い、ふすまと同様に上から下へはらいます。桟についたホコリはつい水拭きしがちですが、水拭きするとホコリが桟に黒くしみ込み、それが障子紙にシミを作ったり変色したりするため、必ずカラ拭きします、不要になったパンストを手にはめ、親指と人指し指で桟をつまむようになぞって拭くとホコリが取れます。桟の隅のホコリは筆先でかき出して取ります。桟の汚れは、ホコリをはらってから住居用洗剤液を少量つけたタオルで落とし、あとは固くしぼって水拭きして洗剤分を取りカラ拭きします。

日焼けした障子紙は漂白剤でまっ白に
障子紙が黄ばんできたり、日焼けがひどくなったときは、張り替えるのがベストですが、簡単な方法もあります。コップ1杯の水に、洗濯のり小さじ1杯と漂白剤小さじ2杯を入れて混ぜ、障子紙にハケで塗るか、霧吹きでスプレーすると、元の白さが戻ります。

障子が破れたらすぐに応急処置を
障子の破れは見苦しいものですが、1枚分を全部張り替えるのも面倒。そんなときは、破れた部分の桟のひと枠だけ張り替えて応急処置をします。桟のひと枠の部分の紙をカミソリで切り落とし、桟にのりをつけて新しい紙を張ります。張った紙だけが新しくて目立ちますが、破れたままよりマシでしょう。

障子の張り替えは天気の悪い日が吉日
昔から障子の張り替えは天気の悪い日がよいとされてきました。雨降りの日は、紙が適度に湿ってやわらかくなっており、のりの乾きも遅いため、あとでピンと張ったキレイな仕上がりになるからです。障子紙を破る前に霧吹きで全体を濡らし、桟の部分は大根おろしを裏から塗り、30分くらいおいてから剥がすと取りやすくなります。新しい紙を張るときは、下の段から2枠ずつ上に向かって張り、1枚全部張りおわったら霧吹きで水を吹きかけるのがコツ。

ワンポイント:新しいふすまには、変色と汚れ防止に防水剤をスプレーする。

なげし、柱の手入れ
和室のなげしや柱には独特の風情があり心を和ませます。いつまでも美しさを保ちたいものです。普段からカラ拭きをしてホコリをためないことがポイントです。汚れてきたら、白木以外は住居用洗剤液を固くしぼったタオルで汚れを落とし、水拭き、カラ拭きで仕上げます。白木の場合は、水とアルコールを半々に混ぜた液をタオルにしみ込ませ、固めにしぼって汚れ部分をたたくようにして落とします。白木専用クリーナーを使うと簡単です。


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