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 天皇皇后両陛下が実践されていると話題になった健康法、スロージョギング。今回はそのスロージョギングを取り上げました。みんなでスロージョギングを実践して健康な身体を手に入れましょう。
スロージョギング


スロージョギング
【1】スロージョギングを始めよう!
【2】スロージョギングとその効用
【3】スロージョギングとその実践法
【4】スロージョギングとその応用


【1】スロージョギングを始めよう!

 昨今話題になっている健康法、スロージョギングとはどんなものなのでしょうか? 本節ではスロージョギングとはそもそもどんなジョギング法なのか説明しました。
天皇皇后両陛下も取り入れられている健康法

 最近スロージョギングという健康法がにわかに有名になっています。

 スロージョギングは、現在81歳になられた皇后様が天皇陛下と一緒に毎朝皇居を散歩する際に取り入れているとのことで、そのご様子がテレビの報道番組で紹介されたました。散歩のお時間はおよそ30分ほどで、お二人で約1キロの距離を散歩とジョギングを交互に為さっていらっしゃるそうです。天皇陛下は2012年2月に心臓のバイパス手術をされていらっしゃいますすので、回復も順調のようにお見受けします。
スロージョギングとは?

 現在81歳になった皇后様が天皇陛下とご一緒に毎朝皇居を散歩する際に取り入れていることで最近話題になた健康法で、スロージョギングと呼ばれるものがあります。これは福岡大学のスポーツ科学部の田中宏暁(たなかひろあき)先生が考案されたものです。


スロージョギング スロージョギングは要するにゆっくりジョギングをすることで、またの名をクイックウォーキングとも言います。最近このスロージョギングがとてもブームになりつつあります。
 スロージョギングは、普通のジョギングよりもゆっくり走るジョギングなのにダイエット効果が高いことでも話題になっています。スロージョギングは、とにかくゆっくり走るジョギングです。ウォーキングのような歩くスピードよりもゆっくり走るジョギングで、歩幅がかなり狭いのが特徴です。ただ、そんなにゆっくり走って本当にダイエットできるのか疑問に思う人もいると思います。ウォーキングよりもスピードが遅いなら消費カロリーもさほど高くないはずだし、ダイエットにも効果が期待できないだろうと思いがちです。ところが、ギリギリ疲れない状態でスロージョギングを続けることで、余り苦しまずに高い運動効果が得られることが分かっているのです。しかも、そればかりではありません。健康はもちろん美容にもスロージョギングが効果があること分かってきたとのことで、最近になってスロージョギングに注目が集まっているのです。

 スロージョギングは、歩くくらい(時速にして4〜5キロくらい)のスピードで行うジョギングで、誰かと楽におしゃべりしながらでも息が乱れないペースで走ります。それでは、ウォーキングと同じではないかと思うかも知れませんが、ウォーキングと同じスピードでも手足をより動かず分だけカロリー消費が1.6倍程度になると言われています。つまりスロージョギングは、ジョギングとウォーキングの中間の健康法だと考えるとよいでしょう。ジョギングはとてもハードなので途中で諦めてしまう人も多いでしょうが、スロージョギングならば、ゆっくりジョギングを行なうので長く続けられる効果があります。
 具体的なスロージョギングのやり方は、背筋を伸ばし、顎を上げて、肘を曲げて、自分がいつも歩いている歩幅の半分くらいの幅でジョギングします。この時は踵から着地せずに、爪先や足の付け根から地面に着くようにします。これは膝に負担をかけないようにするためです。そして、肘は軽く前後に動かします。速度は人それぞれ異なるので、その人に相応しい速さで走ることが大切です。通常は時速7キロくらいで走りますが、運動不足だと感じている人は時速4キロくらいから始めるのもよいでしょう。とにかく、速度に関しては決して無理をしないでください。最初から無理をすると継続が難しくなります。
ランニングとジョギングの違い

 皆さんはランニングとジョギングの違いについて疑問に感じた人もいるかも知れません。日本では同じように用いられているこの2つの言葉ですが、厳密には違いがあります。


ランニングとは?
 ランニングとは走ること全般を意味しているので、広義ではジョギングもランニングの中に含まれます。そこでランニングとジョギングの違いを具体的に表わすとすれば、その違いの一番大きなものは速度です。個人差があるのであくまで一般論ですが、目安にするなら1kmを5分以内に走るのがランニングだと言ってよいでしょう。これを時速に換算すると約10.7kmなりますが、このスピードよりも速く走るのがランニングです。1分間の心拍数で見ると、ランニングの目安は130〜150程度だと言われています。また、速度以外では運動のフォームにも違いがあって、ランニングの場合は、膝を45度以上になるように上げて走り、着地や地面を蹴る時に股間接の回転を主に動かします。そのため、ランニングではお尻や太腿にも筋肉が付いてきます。肺活量に関しても、必然的にランニングのほうが多くなります。
 なお、フルマラソンを目指す長距離ランナーにとっては、ランニングシューズ選びや正しいランニングフォームを知ることが大きなポイントになります。肩や腕に力を入れずに、上半身はリラックスして胸を開き、肩甲骨で腕を動かすイメージで後ろに引くように振ります。一方下半身は、骨盤から爪先までを脚だと捉え、膝ではなく骨盤から脚を前に出すイメージで走ると上半身とのバランスを取ることができ、筋肉を効率よく使えるようになります。ただ、飛び跳ねるように走るのは膝を痛める原因になるので注意が必要です。

ジョギングとは?
 ランニングと比較してゆっくり走ることを一般にジョギングと言います。目安としては、走りながら会話ができる速度です。陸上競技の練習で、ウォーミングアップやクールダウンの際にゆっくり走るのをイメージすると分かりやすいでしょう。速度で言えば1kmを7分程度で走るのがジョギングの目安です。1分間の心拍数で見ると120〜130程度となりますが、個人差も大きいです。走り方の特徴としては、ランニングとは異なりジョギングは膝を上げずに走ります。また、股関節の回転ではなく膝回転の動きが主となります。そのため、ランニングとは筋肉のつき方も変わってくるのです。

スロージョギングとは?
 ジョギングよりもさらにゆっくりと走るスロージョギングが注目されています。スロージョギングとは、歩くのと同じぐらいの速度で走ることで、速度の目安としてはおしゃべりしながら走れる程度で、時速にすると4〜5kmで走ることを言います。一人で走るなら鼻歌が歌えるぐらいのペースがスロージョギングです。「走るのが嫌い」「運動が苦手」という人でも気軽に実践できる健康法で、簡単にできる有酸素運動なので、ダイエットの効果も期待できます。
 スロージョギングは、ランニングや一般的なジョギングとは違い、踵からの着地せず、足の指の付け根で着地することを意識します。地面を強く蹴るのではなく、地面を押すようなイメージです。やや前傾姿勢で背筋は伸ばし、顎は上げて遠くに目線をやります。スロージョギングをする時間は1日に30分程度で、一度に30分も時間が取れない場合は10分を3回に分けてもよいとされます。疲れたり体調が悪いと感じたりした時には途中で歩いても大丈夫、無理なく続けることが大事です。もっとも、スロージョギングではなくても、ウォーキングでもよいのではと思う人も多いでしょうが、消費カロリーで見た場合、スロージョギングの方がウォーキングの約1.6倍も多いと言われます。そのため、ダイエットを目的とする場合は、ウォーキングよりもスロージョギングの方が効果が期待できます。その他にスロージョギングの利点としては、足腰への負担が少ないので怪我をする可能性が低いこと、遅筋だけを使い乳酸が発生しにくい運動なので疲れないことが挙げられます。

ウォーキングよりスロージョギング!


ウォーキングでもいいのでは?
 痩せるためにはハードな運動が必要だと思っている人も多いでしょう。しかし、これは大変な誤解です。実はウォーキングは、時速4kmでゆっくり歩いても、時速7〜8kmで必死に歩いても、移動距離が同じであればエネルギー消費量は変わりません。それならばゆっくり歩くウォーキングでダイエットに取り組めば十分、と思っている人もいるかも知れません。このように、歩く速さで走るのであればウォーキングでもよいのではないかと考えがちですが、スロージョギングのほうがウォーキングよりも消費カロリーが多いので、ダイエット効果がより高いのです。ウォーキングと同じスピードのスロージョギングでは、ウォーキングと比べて1.6〜2倍ものエネルギーを消費することが分かっています。この消費カロリーを脂肪量に換算すると、1日20分を1年間行った場合、ウォーキングが2.7kg減であるのに対し、スロージョギングは5kg減になります。つまり、体重60kgの人が5kmのウォーキングとスロージョギングをした時の消費エネルギーは、前者が150キロカロリー、後者が300キロカロリーと倍の差があります。同じ速さ、同じ時間をかけるのならスロージョギングが圧倒的に有利なのです。

マラソンランナーでもない限りはスロージョギングを
 健康維持やダイエットを目的にするのであれば、やはりスロージョギングの方がオススメです。
 身体的にも精神的にも負担が少なく、初心者でも継続しやすいのがスロージョギングの魅力です。また、健康全般に対しての効果の多さについてもスロージョギングの方に軍配が上がります。少しでも興味を持たれた人は是非スロージョギングを試してみて下さい。

通常のランニングシューズでもOK
ジョギング用シューズ

 皆さんは運動する時にどの様なシューズを履いていますか? 運動用のシューズを履いていることと思いますが、スロージョギングのシューズは底が薄いものの方が適しています。また、踵の部分はピッタリしているタイプを選びましょう。爪先に余裕があるものなら尚更結構です。

スロージョギングを始めよう!


スロージョギングが向いている人
 スロージョギングはこれまで全く運動をしてこなかった人でも大丈夫です。また、長く運動をしてこなかったので本格的なジョギングには敷居が高いという方にもピッタリです。

最初は1日10〜15分程度のスロージョギングから
 スロージョギングを始めた場合は、とにかく決して無理をせず、1日15分位から始め、徐々に走る時間を延ばしてゆきましょう。スロージョギングで付く遅筋は持久力が付く筋肉なので、段々と疲れず走れるようになってゆきます。たとえばダイエットが目的なら1日30分、メタボ解消には40〜60分走れるようになることをを目標にしましょう。また、強い運動を週一回やるよりも、30分程度の軽い運動を週3〜4回行なう方が効果があると言われています。一度に時間が確保できない場合は何回かに分けて行なっても効果があります。5分でも10分でも構わないので、仕事の行き帰りや日常の買い物にゆく時など時間を見つけてスロージョギングを続けてゆきましょう。とにかくスロージョギングを定期的に行なう習慣を作りましょう。


■参考:運動に関する誤解
 食事と共にダイエットに効果的と言われているのが運動です。ところが、運動に対して間違った認識をしている人が意外と多いので、次の項目に自分が当てはまらないか、まずはチェックしてみましょう。
キツイ運動じゃないと痩せることはできない
 激しい運動はカロリーを多く消費しますが、その分辛くて挫折する人も多いようです。実は楽な運動でもダイエットに成功する方法があるのです。
スポーツ歴ゼロだから今更運動なんて無理
 スポーツ(運動)の経験がないから運動ができないというのは古い常識です。運動の経験がなくても無理なくスタートできる方法が幾らでもあるので、諦める必要はありません。
広い部屋がないから家の中では運動ができない
 運動の種類にもよりますが、畳2畳ほどのスペースがあればできるものもあります。雨の日などに外に出なくても、家の中で家事の合間に充分運動が可能です。
もういい歳だから運動は無理
 確かに歳を取ると若い頃と同じような運動は不可能です。けれども、年齢相応にできる運動があるので決して諦める必要はありません。
筋トレすれば脂肪が減らせる
 筋トレすれば脂肪は分解されますが、その後に運動しなければ分解した脂肪は再び結合して脂肪に逆戻りしてしまいます。筋トレだけでは脂肪は充分燃焼しないのです。
筋トレすれば脂肪が減らせる
 足腰への負担が少ない運動もたくさんあります。それらは軽い運動なので、持病等が悪化することもないし、却って改善にも繋がります。
細切れの運動では効果がない
 運動は長時間やらないと脂肪は燃えないと思い込んでいる人が多くいます。しかし、5分や10分といった細切れの運動でも脂肪は減るのです。



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【2】スロージョギングとその効用

 スロージョギングは従来のジョギングやウォーキングと違い、とても安全で効果があると言われています。本節ではそのスロージョギングの効用を取り上げました。
スロージョギングとその効果
スロージョギングの効果

田中宏暁『スロージョギング入門 歩くスピードで走るだけ!』PHP文庫 それでは、スロージョギングには、一体どのような効果が期待できるのでしょうか? スロージョギングの効果としては、成人病の予防、ダイエットでは脂肪燃焼、そして脳の機能向上が挙げられるわけですが、これは正によいことずくめです。

 スロージョギングは単に「走るペースが遅いジョギング」というわけではなく、普通のランニングでは得られない効果が出ることがその特徴です。まず同じ速度で徒歩とスロージョギングを行なった場合、スロージョギングの方が消費カロリーが1.6倍も多くなります。同じ速度なのにどうして消費カロリーに差が出るのかと言うと、それは、ジョギングという行為には両足が宙に浮く瞬間があって筋肉が鍛えられるからです。また、スロージョギングによって筋肉が付くため、腰痛が改善されたり、膝の痛みが軽減されるなどの効果も期待できます。さらに、スロージョギングをすることで、脂肪が燃焼されてお腹周りがスリムになるので、ダイエット効果が期待できまる上に、生活習慣病や認知症などの予防にも役立つのです。それに加えて体力アップや免疫力向上にも繋がります。なお、スロージョギングは元々膝や腰に負担がかからない走法ですが、ダイエット効果で体重が減ることによってますます負担が減少するという好循環を生み出しています。スロージョギングは正しい方法で行なえば、このように健康維持・増進にもとても効果がありますし、ダイエットにも効果的です。特に普段から運動不足だと感じている人にはスロージョギングをオススメしたいものです。
 スロージョギングには、スローすなわちゆっくり走ることで身体が疲れにくいという利点があります。しかも、ウオーキングとスロージョギングとでは脂肪燃焼の効果が2倍も違います。ウオーキングは背筋を伸ばして、前を向いて黙々と歩く感じがありますすが、スロージョギングは姿勢を前屈みにして走る姿勢で行ないます、そして、特に両者の違いとして挙げられることが、おしゃべりしながらでもできるというところです。このようにスロージョギングは、楽しみながら長く続けることができるのです。そうした観点から、スロージョギングは高齢者にも向いているスポーツだと考えることができます。何れにせよ、スロージョギングは身体が疲れにくい運動であり、筋肉痛も余りありません。仕事で毎日疲れているという人でも気軽に行なうことができます。適度な運動をすることが身体に悪いわけがありません。日頃から運動をすることで、むしろ健康的な身体を作ることができます。また、運動によって健康体になることは健康維持や生活習慣病の予防にもなります。しかし、幾ら運動がよいからと言って、ジョギングのような激しい運動をいきなりしてしまうと、心臓にも負担がかかってしまいます。運動もゆっくり行なえば心臓に負担がかかりません。そして、心身ともにリフレッシュします。日頃ストレスを感じている人には特にオススメです。
スロージョギングの五大効果

 以下に挙げるものががスロージョギングの代表的な効果です。これら以外にも、一般的なランニングでも得られるストレス発散や睡眠の質の改善、モチベーションアップなどの効果があります。無理なく続けられる分、ジョギングやランニング等のようにタイムを競って走るよりは、スロージョギングの方が健康的には優れているように思います。


減量効果で身体が軽くなる
 スロージョギングの消費エネルギーはウォーキングの約2倍もあると言います。同じ速さで同じ時間歩くよりも、スロージョギングでは約2倍の脂肪を燃焼することができるのです。ちなみに、ここで大事なことは、消費カロリーを増やすのであれば「速さ」は余り重要ではないということです。つまり、同じ距離を走るのであれば、急いで走るよりもゆっくり走った方が時間が長くなる分、消費カロリーが高くなる計算です。脂肪燃焼を目的として走るのならばスロージョギングの方が効果が高いのということが分かります。

基礎体力がアップして持久力が高まる
 スロージョギングを続けることで、激しいトレーニングをしなくても次第に体力が付いてきます。そのため、長時間運動しても身体が疲れにくくなって、駅の階段の上り下りなどもも一段と楽になります。また、スロージョギングが習慣化すると、体内に酸素を取り込む能力が向上して心肺機能が高まり、全身の持久力が付いてきます。当然筋肉の持久力も付き、疲れにくい身体を作ることができます。

肥満や運動不足が原因となる生活習慣病の予防
 スロージョギングは肥満や運動不足が原因となる生活習慣病の予防になります。お腹まわりの内臓脂肪は有酸素運動で減りやすいので、スロージョギングを続けることでメタボ対策に抜群の効果が期待できます。無理なく軽い運動を続けるだけで生活習慣病を予防・改善することができます。また、スロージョギングを続けることで毛細血管が増えるので、血行の流れがよくなって身体の隅々まで血液が行き渡り、高血圧や動脈硬化などのメタボ予防にも役立つのです。

癌の予防
 持久力を高める運動は免疫力を高める効果があるため、スロージョギングは癌の予防にも役立ちます。続けることで病気のリスクを下げられるのです。

脳が活性化して記憶力アップ
 近年、運動によって記憶力や認知機能が高まることが分かってきました。スロージョギングは今後認知症の予防にも期待されているのです。ジョギングしていると、新鮮な酸素を脳に摂り込むことで日頃のもやもや感が解消されたり、よいアイデアが浮かんできたりすることがあります。スロージョギング中の特徴として脳の血流量が増えることが挙げられますが、特にスロージョギングは脳の思考力を司る前頭葉の働きを活発化させるので、記憶力の向上や認知症の予防など様々な効果があります。ちなみに最近の研究では、スロージョギング中に判断や記憶に関わる脳の全頭前野の働きが活発になることが分かりました。このように走ることは脳の活性化に繋がるのです。

その他の効果


ダイエット効果だけではないスロージョギングのすごい効果
 スロージョギングで期待できるのはダイエット効果だけではありません。スロージョギングを続けることで遅筋の能力が向上するのですが、同時に筋肉内の毛細血管も増えることが分かりました。これによって糖や脂肪がエネルギーとして効率よく消費されるようになるため、血糖やコレストロールがコントロールされ、メタボ改善に繋がるのです。しかし、それだけではありません。最近、判断や記憶にかかわる脳の前頭前野の体積がスロージョギングによって大きくなることが分かったのです。つまり、スロージョギングは認知症の予防にも繋がるのです。このように、スロージョギングはダイエットやメタボ改善、そして認知症の予防という三大効果が期待できる運動として幅広い世代の人に取り入れられているのです。

遅く長く走ることには若返り効果がある
 ランニングというのは単に速く走ればよいというものではありません。マラソンランナーの中には、顔に皺が目立ち、実年齢より老けて見える人が多いですが、これは過度のランニングによって身体に負担がかかり、老化を早める活性酸素が大量に発生しているからです。それに対して、スロージョギングであれば身体に無理をかけない範囲で走るので、老化物質が発生することはありません。しかも、スロージョギングを続けることは毛細血管を増やすことにも繋がります。毛細血管が増えると、血糖やコレステロールなどを効率よく消費することができるので、メタボリック症候群の予防・改善にも最適です。

スロージョギングと脳の活性化
 最近の研究によって、スロージョギングを実践することで得られる効果として脳が活性化される効果があることが分かってきました。
 スロージョギングを実践することで、些細なことでなやむことがなくなったとか、怒らなくなったとかイライラしなくなったなど、精神的にも落ち着きが出てきて、健康的な生活が送れるようになったという声も聞かれるようになりました。たとえばある研究で、高齢者がスロージョギングをすることで脳が活性化されて、決断力や判断力が向上することが分かってきたそうですが、これは、スロージョギングをすることで脳が活性化されて機能が向上したことが原因だと考えられます。他の研究でも、スロージョギングをすることで脳の前頭前野の活動が活発になることが実証されているとのことです。何れにせよ、脳も身体の一部なのですから、運動によって肉体に刺激を与えることで脳の機能が向上しても不思議ではありません。スロージョギングの効果は、このように肉体の部分だけではなくて脳の活性化にまで及んでおり、スロージョギングを行なうことで精神的に落ち着きを保てるというのですから、その効果は単なるダイエットやメタボ予防だけに止まらないことがよく分かります。

スロージョギングとダイエット


スロージョギングなら効率的に減量できる
 肥満が社会問題になり始めた80年代に日本肥満学会が発足しました。肥満やメタボの診断基準を作っているのはこの学会です。そして現在、日本肥満学会が提唱しているのが「サン・サン運動」と呼ばれるもので、これは、「食生活の改華や運動などによって、とりあえず3kgの減量とウエストまわりを3cm減らしましょう」という提案です。ちなみに、メタボと診断されている人の確率は、男性では2人に1人、女性では5人に1人と言われています。これは、今のところひとまず健康を保っていて社会生活が送れていたとしても、このままゆけば深刻な病気に罹ってしまうリスクを持っている人がこれだけいるということです。
 体重を3kg減らしてウエストまわりを3cm減せば様々な病気のリスクを減らせることが分かっています。これに従って、当面の目標は「サン・サン」というわけです。ちなみに、体重とウエストまわりはきれいな正比例の関係にあります。体重を1kg減らすことでウエストまわりがほぼ1cm細くなると言われています。もちろん、メタボに当てはまらない肥満の人、肥満とまでゆかなくても、ややぽっちゃり体型の人も、3kg減量してウエストまわりが3cm減れば見た目が大分変わります。ベルトの穴の位置も変わりますし、ワイシャツの襟元にも余裕ができます。スカートのサイズもワンサイズ小さくなって、周囲の人に「痩せたね」と言われる度に自信も付いてくることでしょう。このようにスロージョギングを生活に取り入れれば、この目標は3カ月でクリアすることができます。目的が病気の予防であれ、外見をすっきりさせたいということであれ、まずは3カ月のスロージョギングで3kg減と3cm減を目指してみましょう。


有酸素運動なので脂肪が落ちる
 スロージョギングはウォーキングのスピードよりもゆっくりなジョギングではありますが、有酸素運動の部類に入ります。有酸素運動は身体に溜まった脂肪を落とすのに最も効果のある運動であるため、スロージョギングをすれば身体に溜まった脂肪を落とすことができるのです。さらにスロージョギングは、ギリギリ疲れない状態で走り続けることができます。有酸素運動は、続ければ続けるほど身体に溜まった脂肪がエネルギーとして使われるので、続けやすいスロージョギングの脂肪燃焼効果は非常に高いと言えます。従って、たとえば「ダイエットのためにジョギングを始めたのはよいけど、苦しくて続けられなかった」というような経験をした人は、スロージョギングがオススメです。スロージョギングを続けることで身体に溜まった脂肪を落としましょう。

ウォーキングよりも消費カロリーが高い
 ウォーキングよりもゆっくり走るスロージョギングの消費カロリーがどれぐらいかご存知でしょかか?
 ウォーキングの消費カロリーは、少し早歩きで歩くとして、大体「女性50kgの場合で約130kcal/30分、男性60kgの場合で約160kcal/30分」とされています。スロージョギングはウォーキングよりもゆっくりなので、これよりも消費カロリーが低いと思うでしょうが、それが実際は違うのです。スロージョギングの消費カロリーは、ウォーキングの何と1.6倍もあるのです。つまり、「女性50kgの場合で約210kcal/30分、男性60kgの場合で約260kcal/30分」となるのです。従って、ウォーキングをしていても体重が中々減らないという人は、普通のジョギングでは直ぐに疲れるので、楽で簡単なスロージョギングでもっとカロリーを消費するとよいかも知れません。

代謝を上げ痩せやすい身体を作る
 ダイエットと代謝は切っても切れない関係です。なぜなら、たとえダイエットで痩せることができても、もしもダイエット中に代謝が落ちてしまったら、体重のキープが難しくなってリバウンドする可能性が高くなるからです。スロージョギングは長く続けられる有酸素運動なので、呼吸によって多くの酸素を全身にめぐらすことができます。そのため、私たちの身体は、身体の隅々にもっと血液を届けようと毛細血管を増やそうとします。毛細血管が増えれば全身に血液が行き届きやすくなるため、身体がより活発になって代謝が上がりますが、当然代謝が上がれば、身体にたまった脂肪がエネルギーとして使われやすくなり、痩せやすい身体を作ることができるようになるという計算です。従って、スロージョギングをして体重や体の脂肪を落としながら代謝を上げ、リバウンドしない痩せやすい身体づくりを目指してみましょう。

持久力アップでエネルギッシュに活動できる
 私達の体の筋肉には、先にも述べたように速筋と遅筋の2種類があります。速筋は速い動きをする時に使う筋肉で、逆に遅筋は遅い動きをする時に使う筋肉です。スロージョギングをすると、この遅筋のみを使って鍛えることができます。遅筋は使っても疲れない特徴があるため、スロージョギングは疲れにくく続けやすい有酸素運動なのです。実は遅筋を鍛えると持久力をアップすることができ、しかも遅筋は筋肉なので、筋肉量が増えて代謝が上がり痩せやすくなるのです。
 私達は歳を重ねるにつれて、体力の低下から疲れを感じやすくなり、行動の幅が段々狭くなってきてしまいます。さらには、身体を動かさなくなるから更に体力が落ちて、より行動力がなくなるといった悪循環に陥ってしまいます。そこで、楽で簡単なスロージョギングをすれば遅筋を鍛えて持久力がアップするので、よりエネルギッシュに活動できるようになります。そして、持久力がアップすればスロージョギングをもっと長く続けられるので、更にダイエット効果もアップするということになります。

美肌効果も期待できる
 スロージョギングをすると毛細血管が増え、身体の隅々まで血液が届くようになります。そのお陰で美肌効果も期待できるのです。というのも、身体の隅々まで血液が届くということは、肌にもしっかり血液が届くようになり、肌の新陳代謝が良くなるからです。肌の新陳代謝がよいと古い皮膚が剥がれて次から次へと新しい肌が生まれるので、肌がつるつるすべすべの状態になるのです。しかも、つるつるすべすべ状態の肌には化粧ののりもよくなるため、今まで以上にお化粧のできがよくなります。肌の手入れは、外からするのも大切ですが、内からするのも大切です。そこで、スロージョギングをして内から肌のケアをしてみてましょう。

健康的な身体を作る
 スロージョギングには、ダイエットや美容だけではなく、健康的な身体づくりにも役立ちます。
 スロージョギングを持続的に実践することで、たとえば内臓脂肪が減り生活習慣病を予防できるとか、免疫力が高まり癌を予防する、脳が活性化されて記憶力がアップするなどの効果が期待できます。

スロージョギングのメカニズム


スロージョギングではなぜは疲れないのか?
 スロージョギングでは、ゆっくりな走り方で、速筋(白筋)を使わず、遅筋(赤筋)だけを使うようにする、そんな走り方をするのです。ちなみに、遅筋は主に脂肪をエネルギーにして動く筋肉で、速筋は主に糖質を使います。瞬間的に大きな力を出すのが速筋なのですが、糖質を使って速筋で運動をすると乳酸が溜まるのです。乳酸が溜まるということが身体が重たく感じたり、身体を動かすことが辛いと感じることを意味しています。激しい運動が長時間続けてできないのは、乳酸が溜まることで「これ以上動くな」と身体を守るためにブレーキをかけるからです。ところが、これがスロージョギングならば、ゆっくりスローに走ることで速筋を使わないようにするのですから、筋内に乳酸が溜まらず、従って疲れないということになります。また、走り慣れない人にとっては、ジョギングの場合、足腰が疲れるより先に心肺機能が先に参ってしまうこともあるものです。ところが、これがこれがスロージョギングの場合、心肺機能に負担をかけないペースで走るのがスロージョギングのコツなので、心肺機能に負担がかかりません。従ってスロージョギングは、走り慣れない初心者でも直ぐに取り組むことができるという利点があるのです。

スロージョギングで痩せる理由
 スロージョギングは歩く程度の超スローペースでジョギングをすることで、ジョギング初心者の場合、その目安は時速5qほどになります。これは知り合い同士で走るなら普通に会話をしていても楽に走れる速さです。これだとウォーキングと変わらないようにも思えますが、スロージョギングは、ウォーキングに比べておよそ2倍のエネルギー消費量だと言います。
 筋肉は、瞬発力を担う速筋と持久力を担う遅筋の2種類に分けられますが、スロージョギングでは主に遅筋を使うため、走り続けるうちに遅筋の能力が高まり、少しずつ持久力が付いてくるのです。これによって筋肉内の毛細血管が増えて筋肉に効率よく栄養や酸素が行き渡るようになり、体内に蓄えられている脂肪が消費されやすくなるという理屈です。筋肉量が増えれば基礎代謝も高まるので消費カロリーもアップするという計算です。つまり、スロージョギングは、疲れないから長く走ることができて、そのため脂肪がたくさん燃焼することによって、その結果として体重や体脂肪が減る、という効果が期待できるのです。

スロージョギングはスロージョギングは遅筋を使う
 筋肉には速筋と遅筋があります。速筋は瞬発力によって体を素早く動かす時に使われ、持久力がなく、直ぐに疲れるという性質がある一方、遅筋は瞬発力は発揮できないものの、持久力に優れ、疲れにくいという特徴があります。
 スロージョギングは、ゆっくり走ることによって遅筋だけを使うため、疲れを感じることなく、長く走り続けることができるのです。そして、長く走る過程で脂肪がどんどん燃焼してゆくのです。ちなみに遅筋だけを使うと疲れない理由は、乳酸の量が抑えられるからです。40代の男性の場合、時速4〜5km程度のペースであれば乳酸量が安静時と同程度に抑えられるため、疲れを感じることがありません。逆に疲れを感じるということは速筋を使う速さで走っているということになります。

参考:スロージョギングの注意点

 このようによいことずくめのスロージョギングですが、それでも多少は問題点もあります。

 まず走り方が悪い場合はふくらはぎなどが筋肉痛になります。これは爪先だけで進んでいる場合に発生する現象で、そのようなことのないためにも、正しい走り方を身に付けることが重要です。ちなみにに、スロージョギングの走り方としては、着地する際には確かに爪先から足の付け根を使うのですが、その後は足の裏全体を地面に着けてから前進するのです。
 また、猫背の人は肩や腰が筋肉痛になることもあるので、ランニングフォームを大きな鏡などでチェックするようにしましょう。もう1つの問題は、暑い夏の日や寒い冬の日は外に出るのが辛いため継続するのが難しいことです。また、天気によっても実践できない日が出てきます。その解決法としては、ルームランナーを購入して利用する方法も考えられます。ルームランナーは様々な速度で調整できるので、自宅にいながら1年中スロージョギングをすることができます。ただし、ルームランナーの購入代金が数万円かかりますので、決して安い買いではありませんし、自宅にルームランナーを設置するスペースがなければ購入は厳しいでしょう。そんな人にオススメしたいのが、自宅で足踏みをする方法で、これはスロージョギングとほぼ同じ効果を得られます。なお、その代わりに踏み台昇降を行なうこともよい方法です。

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【3】スロージョギングとその実践法

 スロージョギングがそんなに効果があるなら誰でも実践してみたいと思うでしょう。本節ではスロージョギングの走り方を中心に、その実践法を解説しました。
スロージョギングの走り方とそのポイント〜スロージョギングは走りながら話ができる速度〜

 スロージョギングの特徴は遅筋を使って走ることです。筋肉は、瞬発的に体を動かす時に使われる速筋と、ゆっくり収縮し持久力を引き出す時に使われる遅筋の組み合わせでできていますが、速筋は使うと直ぐに疲れてしまうのに対して、遅筋は持久力に優れ、疲れにくい筋肉です。従ってスロージョギングの正しい走り方は、この遅筋を上手く使うことがポイントですです。


歩く早さで走る〜スロージョギングは時速4kmで走る〜
 先に説明したように、人間の筋肉には瞬発力があって持久力に弱い速筋と小さな力ながら持久力に強い遅筋とがあります。そして、通常のジョギングやランで使われるのは速筋で、これは長く使うと酸が溜まって直ぐに疲れてしまいます。何度も説明しているように、ここで登場するのがスロージョギングです。時速4kmという歩く程度ゆっくりのスピードで走るスロージョギングは遅筋しか使わないため乳酸が殆ど増えず、従って疲れることなく走り続けることができます。しかもスロージョギングは、同じ速度のウォーキングと比べて消費カロリーはなんと1.6倍もアップするのです。そんな訳でスロージョギングは、ゆっくり走るだけで高いダイエット効果が期待できる夢のようなダイエット法でもあるのです。

 ただし、スロージョギングはただゆっくり走ればよいというわけではありません。スロージョギングのポイントは、背筋を伸ばしてやや前傾姿勢で走ることです。足は蹴り上げずに足裏全体で地面を押すようなイメージで進みます。ちなみに、時速4kmというスピードの目安は、おしゃべりしながら走れるペースです。走る時間は1日30分を目標にします。しかもスロージョギングは途中で歩いても構わず、また、1日のうち2〜3回に分けて走っても効果があるのです。
 なお、日頃運動習慣がなかった人がスロージョギングを始めると、筋肉の中で酸素や栄養素を運ぶ毛細血管が増加します。そうすると身体の隅々まで毛細血管が張り巡らされることになります。脂肪や糖が身体の隅々まで届いて消費されるようになると、血糖値や中性脂肪の値が下がるのです。

走っている時の姿勢〜背筋を伸ばして、やや前傾姿勢で〜
 スロージョギングの効果を発揮するには正しい姿勢を保つことが大切です。もしも崩れた姿勢でスロージョギングをすると、効果が余り出ないこともあるので注意が必要です。スロージョギングの正しい姿勢とは、(1)背筋を真っ直ぐにすること、(2)顎を上げて目線は前に真っ直ぐ、(3)腕を90度に曲げ大きく振らないことです。

スロージョギングの走り方とその留意点


地面を蹴らないでゆっくり走る
 歩く速度と変わらない速さでゆっくり走り、地面を蹴らない感じで走るようにしましょう。本来ジョギングはゆっくりと走るランニング運動のことを指すのですが、スロージョギングは更にもっと遅く、それこそ歩くスピードとさほど変わらないペースでゆっくりと走る方法です。

背筋を伸ばし、やや前傾姿勢で
 走る時は背筋を伸ばして、やや前傾姿勢でゆっくりと走ることを心懸けます。地面を蹴るのではなく、押すイメージで走ります。スロージョギング方法の基本はこれだけです。このやり方に慣れると遅筋だけで走ることができるようになりまます。

1日15分位からはじめよう
 最初のうちは無理をせず、1日15分程度から始め、慣れるに従って徐々に時間を伸ばし、1時間を目標に実践してみましょう。決して無理をしないことが肝要です。遅筋は持久力がつく筋肉なので、段々疲れず走れるようになります。

スロージョギングを続けるためのコツ


疲れないではなく、疲れてはいけない
 スロージョギングは疲れないので楽に続けられることがメリットです。逆に言えば疲れてはいけないのです。疲れるとすると、それはスピードが早すぎるということです。ゆっくりのスピードで走ることが大事だと頭では分かっていても、いつの間にか段々とスピードが上がってきがちです。意識してスローダウンしてゆきましょう。なお、その他の要因として最初は歩くようなゆっくりのスピードで走ることが気恥ずかしく、周りに人がいるとついついスピードを早めてしまうケースもあります。人目は気にせず、自分のペースで続けましょう。

時間は気にしない
 理想的なスロージョギングの時間は20分ですが、必ずしもこれに囚われる必要はありません。時間がなければ5分でも10分でもよいのです。まずはジョギングウェアに着替えて外に出るということから習慣づけることが大切です。そして、いったん外に出てしまえば、気持よくて最初は5分だけと思っていたのに、実際終わってみればいつの間にか20分も続けていたということもあるかも知れません。

途中で歩いても構わない
 もっとも、これまで全く運動をしてこなかった、または久しぶりに運動するという人の中にはスロージョギングでも疲れる、あるいは膝が痛くなるということがあるかも知れません。そのような場合は無理をせずにウォーキングに切り替えましょう。特に膝の痛みを感じる場合は絶対に無理をしてはいけません。ウォーキングで少しずつ身体を慣らしてゆくと脚が強化され、走っても膝の痛みを感じなくなる時が必ずやって来ます。

慣れてきたら多少スピードを上げても構わない
 スロージョギングを続けて身体が強化されてくると、もっと早く走りたいという欲求が出てくると思います。その場合は疲れを感じない範囲でスピードを上げてゆきます。目安として1時間で10キロペース、心拍数で110-130程度で収まるように調整すればよいでしょう。ただ、スピードを上げて20分続かないようであれば、それはスピードが早すぎるので、もっとスローダウンして下さい。

リラックスして走る
 運動をすると、つい力んでしまうことがあると思いますが、余分な力みは運動の効果を下げる恐れがあります。これはスロージョギングも同じで、身体が力むことで筋肉に余分な負荷がかかり、血液の流れが悪くなって効果が落ちてしまいます。従って、スロージョギングをする時はなるべく力を抜いて、リラックスしながら走ることを心懸けましょう。

腰や膝への負担を小さくするために
 走るという行為は足に大きな力がかかりますが、足が地面に着地した時の衝撃が余りにも大きいと、腰や膝を痛めやすくなります。 それを防ぐためには歩幅が小さくなるよう走ることを心懸けるとよいでしょう。 そうすることで身体の上下動も小さくなるため、足にかかる力が軽減されるようになるのです。

スロージョギングをするベストタイミング
 折角健康維持やダイエットのためにスロージョギングをするなら、最も効果が発揮されるタイミングで行ないたいと思う人もいるでしょう。それでは、スロージョギングをするベストタイミングはいつでしょうか?
 スロージョギングの効果が最も発揮されるベストタイミング朝食前です。その理由は、運動をして使われるエネルギーの仕組みにあります。私達が運動をした時、身体の中で糖質から変化したブドウ糖が最初にエネルギーとして使われますが、そのブドウ糖が減るにつれて、今度は身体に溜まったいる脂肪がエネルギーとして使われるのす。そのため、スロージョギングで身体に溜まった脂肪を落とすには、糖質の量が少なくなっている時が狙い目で、それは私達の体の中の糖質が最も少ないのが朝食前がベストだということになるわけです。しかも朝食前にスロージョギングをすることで朝から身体が活発になり、1日の代謝量を一気に増やすことができます。つまり朝食前にスロージョギングを行なうことで、痩せやすい状態を1日中作ることができるということになります。このように、朝食前のスロージョギングはこんなメリットがあるので、ぜひ朝食前にチャレンジして下さい。

スロージョギングの走り方
スロージョギングの走り方


前のめりにならないように
 年配の人に比較的多いのですが、前のめりで走っていたり、猫背になった状態で走っている人を見かけます。この走行法では脚が後ろに流れてしまうので、前方への重心移動がスムーズに出来なくなってしまいます。バタバタとつんのめっているだけで推進力も上がりません。これを改善するには少しだけ前傾姿勢を保ちつつ、両方の肩甲骨を寄せるようして胸を張る走行姿勢をします。

腕を後ろへ振る
 腕をしっかり振ると腰のひねりがよくなって脚がスムーズに前へ進むようになります。後方に意識的に肘を引くようなイメージで腕振りするのがコツです。肘を引くことで自然と肩甲骨が寄って胸を張ったような元気なフォームになってきます。ただ、に力が入り過ぎると上半身のフォームを乱してしまうので、あくまでもリラックスしながら腕を振りましょう。

笑顔で走れるペースを守る

スロージョギング 実際にスロージョギングを始めると、ついつい頑張ってハイペースで走ってしまう人もいることと思います。走っていて苦しいと感じたら、もっとペースを落として、笑顔になるくらいのペースで走るよう心懸けましょう。スロージョギングで必要なことは激しい息切れをしないことです。もし息切れをしているようなら通常のジョギングになってしまっています。スロージョギングにおいてはハイペースは不可です。なぜならハイペースで走ると、速筋を使って筋肉が疲労しやすくなり、長く走れなくなってしまうからです。何れにせよ、スロージョギングで走るペースは、息切れせず苦しまない、笑顔で走れるペースを守ることです。笑顔で走れるペースが分からない場合は、2人で会話しながら走れるペースだと覚えておくとよいでしょう。
歩幅は小刻みに〜10cm程度の歩幅でちょこちょこ走る〜

 スロージョギングの走り方は普段歩いているペースで走ることです。意外に思う人もいるかも知れませんが、人間の身体はいざ走ろうと思うと、自分が思っている以上にペースを上げてしまうもので、そのため本格的なジョギングになりやすいのです。そうならないためにも、歩く間隔のペースで小刻みに走ることが重要となります。

 偶にピョンピョンと飛ぶように走っている人がいますが、足全体に負担がかかるのでやめましょう。特にアスファルトの上でそれをやると膝がおかしくなります。
 スロージョギングの一番の特徴は歩幅が狭いことで、歩幅が狭いお陰でゆっくりなペースを保てるのです。スロージョギングに適している歩幅は10cmで、これを目安にして走ることが理想とされています。もちろん必ずしもきっちり10cmで走る必要はありませんが、10cm程度の歩幅を意識して走り、決して歩幅が大きくならないように注意しましょう。もっとも、これだとかなりのちょこちょこした走り方になるのは仕方がありません。さすがに少し恥ずかしいという人は多少歩幅を広げてもよいかも知れませんが、負担をかけないように控えめに足を運ぶようにしましょう。なお、歩幅を10cmにして走る理想のリズムは、1分間に180〜200歩のペースがよいとのことです。もしこのペースでも苦しさを感じる場合はリズムをもう少しゆっくりにしましょう。
着地は足の指の付け根で

 足を上げたら着地するのは当たり前ですが、どの位置で着地しているでしょうか? 歩いたり走ったりすると、前に踏み出した足のかかとから着地をする人が大半だと思います。また、ウォーキングでも踵から着地するように言われていますが、スロージョギングの着地方法は違います。スロージョギングでは足の付け根から土踏まずの間で着地するのがポイントとなります。そして、足の付け根から土踏まずの間で着地した後は、そのままアキレス腱のバネを利用して地面を押し上げるように意識しながら、足を地面から離しましょう。

 ちなみに、ウォーキングで大股で歩き、踵で着地した場合の身体にかかる衝撃は体重の3倍にもなるのですが、ジョギングをしていて膝が痛くなるというのはこのためです。スロージョギングでは踵から着地をせず、足の指の付け根で着地することが大切だというのも、足の指の付け根で着地することで足への衝撃を少なくできるからに他なりません。とにかく足に負担をかけないために意識したいことなのですが、踏み出した足を着地させる時は踵からではなく、爪先の方からするようにします。一番よいのは指の付け根の部分で、ここから着地することが衝撃を緩和できる最善の方法であり、足だけでなく身体全体の怪我を防止することに繋がります。折角スロージョギングが長く走れる方法でも、足を痛めてしまっては意味がありません。従って、足を怪我しないためにも、前に踏み出した足は足の指の付け根で着地するようにして下さい。また、着地した足をけり出す時は、そのまま足の指の付け根でけり出します。
顎を上げて綺麗な姿勢を保とう

 スマートフォン等を観ながら歩くことが多くなった昨今、猫背でとても姿勢が悪い人が増えました。猫背になっていると顎が下を向いたままの状態になっています。しかし、そのような姿勢でスロージョギングをしても、疲れるだけで、却って余り効果はありません。

 実際に顎を上げてみれば分かると思いますが、背筋が伸びます。その時、骨盤が前屈みになりますが、この体勢でスロージョギングを行って下さい。骨盤が前屈みになることで足を効率的に引き上げられるからです。ウォーキングは骨盤から足を出すように意識して歩くことがポイントなのですが、スロージョギングもこれと全く同じように行って下さい。
左右の足運びは2本の軸で

 モデルを見ていると、1本のラインの上に沿って歩いているかのような感じになっていますが、しかし、これは効率が悪い歩き方です。1本のラインを歩いていると、どうしても身体のひねりが必要になってきます。そうなると、骨盤のひねりも加わります。これは着地をする度に膝に負担がかかってしまっているのです、要するに1本のライン歩きは身体に負荷をかけている歩き方であるということになります。それに対して、両足は2本のラインに沿って平行に出す2軸走法が普段の生活の中でも身体に負担をかけない歩き方です。モデルのようではなく、常に2本の軸を意識しましょう。
腕の振りは自然まかせ

 ウォーキングの場合、大きく腕を振りながら歩きますが、これは腕を後ろに引く力を使って大股で歩いているのです。しかし、スロージョギングの場合は大股で走らなくてもよいので、大きく振る必要はありません。ベストなのは、肘を90度位に曲げて手を拳にした状態です。
走る時の呼吸も自然まかせ

 走っている時の呼吸は普段と同じようにして構わないので、要は歩く時と同様に行えばよいのです。初めは難しいかもしれませんが、段々慣れてくると、歩いている時と変わらない呼吸になります。無理に息を吸い込んで吐くといったことはしないようにしましょう。
腰高フォームを身につけよう

 腰痛を引き起こさないためにも早いうちに腰高フォームを身につけましょう。

 ジョギング初心者の第一歩は腰高フォーム作りです。ジョギングをしている人は様々なフォームで走っていますが、間違ったフォームに陥らないようにするために早期に腰高フォームに固める必要があります。もっとも、スロージョギングはゆっくり走ることが目的なので細かいフォームにこだわる必要はないとの意見があるようですが、長く続けることができ、膝などの障害が起こることが少ない腰高の安定したフォームを身につけましょう。


腰高によるジョギングフォームとは?
 一般的に理想のランニングフォームは、いわゆる腰高と言われるフォームで、これは走っている時に腰を高い位置に保ち、腰を入れて走るスタイルです。

腰や膝に負担がかからない腰高フォーム
 腰高走行は見た目に格好よいフォームを作り出し、身体の軸がぶれず、脚や腰にも負担がかからないメリットがあります。逆に腰の位置が低いと、見た目が格好悪いだけではなく、身体が前に傾き、腰や膝に大きな衝撃を与えてしまいます。

腰高姿勢で走る方法(上半身)
 上半身は背筋を伸ばしてやや顎を引き、目線は常に高く保つように意識して重心をできるだけ高く保つ様にします。また、骨盤の上に上半身がしっかり乗るようなイメージを作ります。

腰高姿勢で走る方法(下半身)
 下半身は、膝の動きを軟らかくして足の曲げ伸ばしをスムーズに行ないます。スロージョギングの場合、後ろに強く蹴らない感覚でゆっくりと足を前に踏み込みます。そして身体の重心がみぞおちにあるような意識をして、みぞおち周辺から下半身が前に引っ張られて走るイメージをします。

腰高フォームのための筋肉作り
 腹筋と背筋が弱いと腰高フォーム中々作ることができないので、日頃から鍛えておきましょう。簡単な腹筋の鍛え方は、仰向けに寝て膝を上に曲げ、お腹に軽く両手を置いて腹筋に力が入っているのを感じながら上半身を反動をつけないように15度程持ち上げ、最後は元の状態に戻ることを繰り返すことです。これを1セット15回毎日繰り返しましょう。


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【4】スロージョギングとその応用

 本節では、超スロージョギングやスローステップなど、スロージョギング以外で同様の効果のある健康法を参考までに幾つか取り上げ解説しました。
超スロージョギング
超スロージョギングとは?

 超スロージョギングとは、スロージョギングよりも更にゆっくり走る健康法です。
 スロージョギングは余り苦しくなく、むしろ気持ちがよい上に、ウォーキングに比べるとエネルギー消費量は1.5〜2倍にもなります。ですから、スロージョギングはダイエットにも効果的であるだけでなく、体力アップや健康維持にも効果があることを再三にわたって述べてきました。さらに超スロージョギングであれば、普段走るのは苦手という方でも、コツさえ分かれば楽しく走りながら健康維持や体力作りを効果的に行なうことが可能です。
超スロージョギングのポイント

 スロージョギングは、ただゆっくり走ればいいというと簡単そうに思えますが、でもスローモーションのようにゆっくり走ろうとすると、身体がグラグラしてとてもバランスを取るのが難しい人も多いと思います。特に超スロージョギングのポイントは、ともかく走る歩幅を小さくすることです。その場で足踏みするくらいの感覚で、とととととと走ってみましょう。
超スロージョギングの効果

 自分の体調に合わせて毎日コツコツと続けることを目標にして、しっかりと準備運動とストレッチを行ない、超スロージョギングを実践しましょう。また、雨が降って外で超スロージョギングができない時には、段差を登ったり下りたり、またはその場で足踏みをするだけでも効果があります。


ダイエット効果
 超スロージョギングを続けることでダイエット効果が得られます。

生活習慣病や認知症の予防
 超スロージョギングを続けることで、ダイエット効果に加え、コレステロールや中性脂肪を減らし血圧、血糖値を下げることにより認知症や生活習慣病を予防する効果が得られます。

内臓や筋肉組織が鍛えられる
 超スロージョギングを続けることで心臓や肺などの内臓や筋肉組織を鍛えることができるので、お年寄りや定年後のシニア層におススメです。

内臓や筋肉組織が鍛えられる
 超スロージョギングはスロージョギングよりも更にゆっくり走るので、膝や腰などを痛めずに運動することができます。

スロージョギングの次はLSDにチャレンジしよう

 スロージョギングを続けていると、段々と物足りないような気分になる人もいるでしょう。10分や20分という時間があっという間に感じてくるという人もいるかも知れません。そんな段階まで体力アップができた人は、今度はLSD(Long Slow Distance)にチャレンジしてみましょう。LSDはウォーキングのようなゆっくり走るという考え方はそのままで、走る時間を60分、さらに120分と伸ばしてゆくものです。

 スロージョギングの時間を伸ばすことで消費カロリーが増えるだけではありません。長い時間を走り続けることでランナーズ・ハイのような脳内麻薬が出やすくなると言われています。それによって脳の活性化が為され、たとえば気持ちが明るくなるとか、ストレス解消になるなどの効果が期待できます。そして、生活も充実してくるというオマケまでついてきます。実際ジョギングやマラソンを続ける人たちの中にはこの脳内快感物質を求めて走る人もいます。もちろんそればかり求めて運動しすぎるなどの問題点もあるのですが、とりあえずスロージョギングではその心配はありません。ぜひLSDで身体だけでなく生活の質も向上させてゆきましょう。
スロージョギングに負けないスローステップ


スローステップ台

スローステップとは?
 雨の日に外に出たくない、暑さや寒さに弱いので外に出たくない、忙しいので外に出る時間が取れないなど、「運動はしたいけれど、外に出るのが億劫」という人もいるでしょう。 そんな人にはスロージョギングではなく、スローステップをオススメします。
 スローステップとは高さ20cmほどの台を昇り降りするだけの運動で、余り場所を取らずに自宅でも簡単にできる上、スロージョギングにも負けないだけの効果があります。 また、スロージョギングと同じで遅筋を使うため疲れずに続けることができます。

スローステップの効果
 極めて単純な運動のスローステップですが、その効果は驚くほど高いものがあります。スローステップの消費カロリーは、1分間に80回のテンポでウォーキングの1.4倍、1分間に100回のテンポならウォーキングの1.6倍と、スロージョギングに負けないだけのメタボ改善効果があります。
 実際にスローステップを実践した人にはダイエット効果やメタボ改善効果が見られると言われていますが、この運動はそれだけでなく、実は筋トレ効果も高いのです。その証拠に、スローステップはスロージョギングに比べて2倍も多く筋力を使っているそうです。段差を昇り降りすることで足腰の筋肉が鍛えられるため、高齢者の方は転倒予防や寝たきり予防にも効果的です。また、マンションなどの階段の上り下りが健康によいと言う人もよくいますが、お年寄りの場合、階段の上り下りはどうしても転落等の危険がつきまといます。それに対してスローステップの場合、段差も小さく、屋内で行なうわけですから、怪我の心配も全くと言ってよいほどありません。安全かつ簡単にできて効果が高いという点ではスロージョギングと共通していますが、スローステップの場合は自宅にいて家事などの合間にできるところが魅力です。ステップ台は相応しいものであれば何でもよいのですが、適当なものが市販されているので、購入するのもよいでしょう。

スローステップのやり方
 スローステップのやり方は簡単ですが、それでも正しい方法があります。スローステップは以下の手順で行ないます。なお、ここでは右足からスタートする場合で説明しますが、もちろん左足からでも構いません。
  1. 姿勢とテンポ
     まずはステップ台の正面に立ってリラックスし、スロージョギングと同様、にこにこおしゃべりしながら10分間続けられるテンポで行なうことを意識します。

  2. 右足を台に乗せる(1回)
     片方の足を乗せる(或は下ろす)ことで1回と数えます。

  3. 左足を台に乗せる(2回)
     台の上に立った時には足が伸びきるようにします。こうすることで膝の曲げ伸ばしの角度が大きくなるため、筋肉をしっかり動かすことができます。

  4. 右足を下ろす(3回)
     先に台に乗せた方の足から下ろします。

  5. 左足を下ろす(4回)
     両足を下ろしたらスタートに戻りますが、次は左足から先に台に乗せます。踏み出す足の方が筋肉を使うので、先に踏み出す足は左右交互にします。最後に下ろした足から踏み出すと覚えておけばよいでしょう。

  6. .この運動を10分間、1日2〜3回行なう
     台の高さは20cmが基本ですが、キツイようなら15cm、10cmと低くし、10分間続けられる高さで行なうようにします。テンポは話しながらできる程度ですが、最初は1分間に40〜60回くらいから始め、慣れてきたら1分間に80〜120回くらいまで上げるのもよいでしょう。

参考図書及び参考サイト


◆参考図書
田中宏暁『スロージョギング入門 歩くスピードで走るだけ!』PHP文庫
田中宏暁・著
『スロージョギング入門 歩くスピードで走るだけ!』
フォレスト出版・2009年10月刊、1,200円
歩くスピードで走るだけで、体はミルミル若返る!本書では、今話題のスロージョギングの提唱者が、運動経験ゼロから気軽にはじめられる、超簡単ジョギング法を大公開!「地面は強く蹴らない」「あごを上げて姿勢をキープ」「呼吸はオートコントロールで」など、誰でもラクに走れる具体的なアドバイスが満載です。「走ってみたいけど、苦しいのはイヤだ!」という方、必見の1冊!
田中宏暁『スロージョギングで人生が変わる』廣済堂出版
田中宏暁・著
『スロージョギングで人生が変わる』
健康人新書、廣済堂出版・2011年12月刊、800円
歩くペースで走るスロージョギングはウォーキングの3倍の効果があり中高年や高齢者でも楽しめる。そのメソッドを明快に解説。
田中宏暁『スロージョギング健康法 ゆっくり走るだけで、脳と体が元気になる!』朝日新聞出版
田中宏暁・著
『スロージョギング健康法 ゆっくり走るだけで、脳と体が元気になる!』
朝日新聞出版・2010年10月刊、1,000円
番組で指導した田中宏暁教授が「走り方のコツ」と「3大効果」をわかりやすく解説。
田中宏暁『DVDで簡単レッスン!健康力を上げるスロージョギング “歩くスピードで走る”だけで理想のカラダを手に入れる』
田中宏暁・著
『DVDで簡単レッスン!健康力を上げるスロージョギング
“歩くスピードで走る”だけで理想のカラダを手に入れる』
カンゼン・2012年07月刊、 1,600円
スロージョギングは“歩く速度”でゆっくり走って、ウォーキングの1.6倍の効果。生活習慣病、メタボ、ダイエットなどにも効果が。
久保田競・田中宏暁『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』角川SSC新書
久保田競+田中宏暁・著
『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』
角川SSC新書、角川マガジンズ・2011年09月刊、760円
ゆっくりと自分のペースで走るだけで「脳力」アップできる!「脳研究」の第一人者が、脳科学の観点からわかりやすく解説する。
一般社団法人 日本スロージョギング協会
http://slowjogging.org/


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